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脂肪注入による豊胸手術の実際|自分の脂肪で胸を大きくする方法

脂肪注入による豊胸手術の実際

監修者 石塚 紀行

バストの大きさや形に関する悩みは、多くの女性が抱えるものです。その解決策の一つとして注目されているのが「脂肪注入による豊胸手術」です。

これは、ご自身の体から吸引した脂肪をバストに注入し、自然なボリュームアップを目指す方法です。

この記事では、脂肪注入豊胸の基本的な知識から、手術の流れ、ダウンタイム、リスク、費用相場まで、気になる情報を詳しく解説します。手術を検討する際の参考にしてください。

目次

脂肪注入豊胸術とは? 基本的な知識

脂肪注入豊胸術は、自分自身の体の一部(主にお腹や太ももなど)から余分な脂肪を吸引し、その脂肪を処理・加工した上でバストに注入する豊胸手術です。

異物を使わずにバストアップできるため、より自然な仕上がりと感触を期待できる点が特徴です。

自分の脂肪を使うメリット

人工物(シリコンバッグなど)を使わないため、アレルギー反応や異物反応のリスクが低いと考えられます。また、吸引した部位の部分痩せ効果も同時に期待できる場合があります。

触り心地や見た目が自然で、レントゲン検査などで豊胸手術を受けたことが分かりにくい点もメリットとして挙げられます。

脂肪注入豊胸の主な利点

項目内容
自然な仕上がり自身の組織のため、見た目も触り心地も自然
安全性異物反応やアレルギーのリスクが低い
部分痩せ効果脂肪吸引部位のスリムアップが期待できる

手術の概要と流れ

手術は通常、静脈麻酔や全身麻酔下で行います。まず、脂肪を吸引する部位を決め、カニューレと呼ばれる細い管を用いて脂肪を吸引します。吸引した脂肪は、不純物を取り除き、バストへの注入に適した状態に処理します。

その後、バストの適切な位置に、細かく脂肪を注入していきます。手術時間は、吸引範囲や注入量によって異なりますが、一般的には2~4時間程度です。

一般的な手術の流れ

  1. カウンセリング・診察
  2. 術前検査
  3. マーキング(吸引部位・注入部位のデザイン)
  4. 麻酔
  5. 脂肪吸引
  6. 脂肪の処理・濃縮
  7. バストへの脂肪注入
  8. 術後の処置・安静

他の豊胸術との違い

豊胸術には、脂肪注入の他にシリコンバッグ挿入やヒアルロン酸注入などがあります。シリコンバッグは大幅なサイズアップが可能ですが、異物であるため定期的な検診が必要です。

ヒアルロン酸注入は手軽ですが、効果の持続期間が限られ、吸収されてしまいます。脂肪注入は、これらの中間的な特徴を持つと言えるでしょう。

主な豊胸術の比較

種類メリットデメリット
脂肪注入自然な感触、異物反応少ない、部分痩せ大幅なサイズアップは難しい、定着率に個人差
シリコンバッグ大幅なサイズアップ可能、形状が安定異物、定期検診必要、傷跡が残る可能性
ヒアルロン酸注入手軽、ダウンタイム短い効果が一時的、しこりのリスク、アレルギーの可能性

どのような人に向いているか? 適応の見極め

脂肪注入豊胸術は、誰にでも適しているわけではありません。ご自身の体の状態や希望するバストのイメージによって、向き不向きがあります。クリニックでのカウンセリングを通じて、医師が適応を判断します。

脂肪注入が適している方の特徴

自身の体から吸引できる十分な脂肪があること、そしてバストアップの希望が1~1.5カップ程度の自然なボリュームアップであることが、主な適応条件となります。

極端に痩せている方や、大幅なサイズアップを希望する方には、他の方法が適している場合があります。また、授乳経験などによってバストの皮膚にたるみがある場合、脂肪注入だけでは形を整えるのが難しいこともあります。

適応となりやすい方の例

  • 自然なバストアップを希望する方
  • お腹や太ももなどに吸引可能な脂肪がある方
  • 異物(シリコンバッグ)に抵抗がある方
  • 部分痩せも同時に行いたい方

期待できる効果と限界

脂肪注入による豊胸術では、自然で柔らかいバストのボリュームアップが期待できます。注入した脂肪の一部は体に吸収されますが、定着した脂肪は半永久的に効果が持続すると言われています。

ただし、一度の手術で注入できる脂肪の量には限界があり、大幅なサイズアップ(例:2カップ以上)を望む場合は、複数回の手術が必要になるか、他の方法を検討する必要があります。

また、注入した脂肪の定着率は個人差があり、100%定着するわけではありません。

脂肪注入豊胸の効果と限界

項目詳細
期待できる効果自然なボリュームアップ(1~1.5カップ程度)、柔らかい感触、部分痩せ
限界大幅なサイズアップは難しい、定着率に個人差(通常50~70%程度)、痩せ型の方は適応外の可能性

適応とならないケース

吸引に必要な脂肪が十分にない痩せ型の方、重度の持病(心臓病、糖尿病など)がある方、妊娠中・授乳中の方、血液をサラサラにする薬を服用中の方などは、手術が適応とならない場合があります。

また、非現実的な期待を持っている場合や、精神的に不安定な状態にある場合も、手術を見送ることがあります。安全に手術を行うため、既往歴や服用中の薬については、必ず医師に正確に申告することが重要です。

手術前の準備とカウンセリングの重要性

脂肪注入豊胸術を成功させるためには、手術前の準備と、医師との十分なカウンセリングが非常に大切です。納得のいく結果を得るために、疑問や不安は事前に解消しておきましょう。

カウンセリングで確認すべきこと

カウンセリングでは、まずご自身の希望(どれくらいのサイズアップを望むか、どのような形にしたいか)を具体的に医師に伝えます。

その上で、医師から手術方法の詳細、期待できる効果と限界、リスクや副作用、ダウンタイム、費用などについて、十分な説明を受けます。疑問点は遠慮なく質問し、理解・納得した上で手術を決めることが重要です。

複数のクリニックでカウンセリングを受け、比較検討することも有効です。

カウンセリングでの確認ポイント

確認事項具体的な内容
希望の共有理想のサイズ、形、仕上がりイメージ
手術内容脂肪吸引部位、注入方法、麻酔方法、手術時間
リスク・副作用合併症の可能性、対処法
術後経過ダウンタイム期間、痛みや腫れの程度、定着率
費用総額、内訳、追加費用の有無
アフターケア検診の頻度、保証制度の有無

必要な検査とその内容

安全に手術を行うために、術前には血液検査や心電図などの検査が必要です。これにより、麻酔や手術に耐えられる健康状態であるか、感染症の有無などを確認します。

クリニックによっては、マンモグラフィや超音波検査(エコー検査)を行い、バストの状態を詳しく調べることもあります。

主な術前検査

  • 血液検査(貧血、肝機能、腎機能、感染症など)
  • 心電図検査
  • (必要に応じて)胸部レントゲン検査
  • (必要に応じて)マンモグラフィ、乳腺エコー検査

手術前に注意すべき生活習慣

手術の数週間前から、禁煙・禁酒を指示されることが一般的です。喫煙は血行を悪化させ、脂肪の定着率を下げたり、傷の治りを遅らせたりする可能性があります。

また、血液をサラサラにする効果のある薬(アスピリンなど)やサプリメント(ビタミンE、EPA、DHAなど)は、出血のリスクを高めるため、医師の指示に従って服用を中止する必要があります。

手術当日は、絶食・絶飲の指示を守ることも重要です。

脂肪吸引と注入の手順 詳細解説

脂肪注入豊胸術は、「脂肪を吸引する」工程と「脂肪を注入する」工程の二つから成り立ちます。それぞれの工程で、より良い結果を得るための技術や工夫が行われます。

脂肪吸引部位の選択

脂肪を吸引する部位は、皮下脂肪が多く、かつ目立ちにくい場所が選ばれます。一般的には、お腹(腹部)、太もも(大腿)、腰回り、二の腕などが候補となります。

どの部位からどれくらいの量の脂肪を吸引するかは、患者さんの体型や脂肪の付き方、希望するバストのサイズなどを考慮して、医師が判断します。吸引部位の皮膚のたるみなども考慮に入れる必要があります。

一般的な脂肪吸引部位

部位特徴
腹部比較的多くの脂肪を吸引しやすい
太もも内側、外側、後面など範囲が広い
腰部くびれを作る効果も期待できる

脂肪の処理と濃縮技術

吸引した脂肪には、血液や麻酔液、壊れた脂肪細胞などの不純物が含まれています。これらをそのまま注入すると、しこりの原因になったり、脂肪の定着率が低下したりする可能性があります。

そのため、吸引した脂肪を遠心分離機にかけるなどして、不純物を取り除き、健全な脂肪細胞だけを濃縮する処理を行います。この処理技術は、脂肪の質を高め、定着率を向上させる上で非常に重要です。

バストへの注入方法とデザイン

処理された良質な脂肪を、バストに注入していきます。

注入する際は、しこりを防ぎ、生着率を高めるために、一度に大量に入れるのではなく、細いカニューレを使って、皮膚のすぐ下、乳腺の下、大胸筋の上や中など、複数の層に少量ずつ、細かく分散して注入します(多層注入)。

どこにどれくらいの量を注入するかは、患者さんの希望する形や大きさ、元のバストの状態に合わせて、医師がデザインします。左右差の調整なども、この段階で行います。

ダウンタイムと術後の経過

手術後は、脂肪を吸引した部位と注入したバストの両方に、腫れや内出血、痛みなどの症状が現れます。これがダウンタイムです。期間や程度には個人差がありますが、一般的な経過を知っておくことが大切です。

術後の腫れや痛みの期間

手術直後から数日間が、腫れや痛みのピークとなることが多いです。脂肪吸引部位には、筋肉痛のような痛みや、むくみ、内出血が見られます。バストにも腫れや張り、内出血が生じます。

痛みに対しては、処方される鎮痛剤で対応します。大きな腫れや内出血は、通常1~2週間程度で徐々に引いていきますが、完全になじむまでには数ヶ月かかることもあります。

ダウンタイム中の主な症状と期間(目安)

症状ピーク軽減までの期間
痛み(吸引部・注入部)術後~数日1~2週間
腫れ(吸引部・注入部)術後~1週間1~3ヶ月
内出血(吸引部・注入部)術後数日~1週間2~4週間

日常生活への復帰時期

デスクワークなど、体に負担の少ない仕事であれば、術後数日~1週間程度で復帰可能な場合が多いです。ただし、脂肪吸引部位の圧迫固定や、バストへの刺激を避ける必要はあります。

シャワーは、患部を濡らさないようにすれば翌日から可能な場合もありますが、入浴は抜糸後(または医師の許可後)となります。運動や力仕事など、体に負担のかかる活動は、少なくとも1ヶ月程度は控えるのが一般的です。

具体的な復帰時期は、回復状況を見ながら医師と相談して決めます。

術後のケアと注意点

術後は、脂肪吸引部位の圧迫固定(ガードルやサポーター着用)が必要です。これは、腫れや内出血を抑え、皮膚のたるみを防ぐ目的があります。通常、1~3ヶ月程度着用を継続します。

バストに関しては、ワイヤー入りのブラジャーなど、締め付けの強い下着は脂肪の定着を妨げる可能性があるため、術後数ヶ月は避けるように指示されます。

代わりに、ゆったりとしたスポーツブラや、クリニック推奨の専用下着を着用します。また、感染予防のために処方された抗生剤をきちんと服用し、患部を清潔に保つことも重要です。

術後の主なケア

  • 脂肪吸引部位の圧迫固定
  • バストを圧迫しない下着の着用
  • 処方薬(抗生剤・鎮痛剤)の服用
  • 患部の清潔保持
  • 禁煙・禁酒の継続

定着率を高めるために

注入した脂肪ができるだけ多く定着するように、術後の生活でいくつか注意したい点があります。まず、バストへのマッサージや強い刺激は避けること。

血行を良くしすぎる行為(長時間の入浴、サウナ、激しい運動など)も、定着を妨げる可能性があるため、しばらく控えます。バランスの取れた食事と十分な睡眠を心がけ、体を冷やさないようにすることも大切です。

また、急激なダイエットは、注入した脂肪も減少させてしまう可能性があるため、体重を安定させることが望ましいです。

脂肪注入豊胸のリスクと副作用

どのような医療行為にもリスクは伴います。脂肪注入豊胸術も例外ではありません。事前に考えられるリスクや副作用について理解しておくことが、万が一の場合に冷静に対処するために重要です。

考えられる合併症

主なリスク・副作用としては、以下のようなものが挙げられます。

  • しこり(石灰化・オイルシスト):注入した脂肪の一部が壊死したり、うまく定着しなかったりすると、しこりになることがあります。多くは無害ですが、大きい場合や気になる場合は治療が必要になることもあります。
  • 感染:まれに手術部位に細菌が感染することがあります。赤み、腫れ、熱感、痛みが強くなる場合は、速やかに医師の診察を受ける必要があります。
  • 脂肪の吸収・左右差:注入した脂肪は、ある程度吸収されるため、思ったほどのサイズアップ効果が得られないことや、左右で定着率が異なり左右差が生じることがあります。
  • 脂肪吸引部位の凹凸:脂肪吸引を行った部位の皮膚が凸凹になることがあります。
  • 感覚の変化:バストや脂肪吸引部位の皮膚の感覚が鈍くなったり、過敏になったりすることがあります。多くは時間とともに改善します。
  • 血腫・漿液腫:皮下に血液や体液が溜まることがあります。

リスクを最小限にするために

リスクをゼロにすることはできませんが、最小限に抑えるための対策はあります。まず、経験豊富で技術力の高い医師を選ぶことが最も重要です。

カウンセリングでリスクについてもしっかり説明してくれるか、アフターケア体制は整っているかなどを確認しましょう。

また、術前の検査をきちんと受け、自身の健康状態を正確に伝えること、術後の注意点を守ること(禁煙、圧迫固定、患部の清潔など)も、リスク軽減につながります。

リスク軽減のためのポイント

対策内容
クリニック・医師選び経験、技術力、カウンセリングの質、アフターケア体制
術前準備正確な健康状態の申告、術前検査の実施
術後管理医師の指示遵守(圧迫、服薬、生活制限など)、異常時の早期受診

不安な場合の対処法

手術や術後の経過について不安を感じることは自然なことです。少しでも気になることや、通常と違う症状が現れた場合は、自己判断せずに、すぐに手術を受けたクリニックに連絡し、医師の指示を仰ぎましょう。

早期に対応することで、問題を最小限に食い止められる可能性が高まります。信頼できる医師やスタッフに、いつでも相談できる体制があるかどうかも、クリニック選びの重要なポイントです。

費用について 知っておきたいこと

脂肪注入豊胸術は、自由診療(保険適用外)となるため、費用は全額自己負担となります。クリニックによって費用設定は異なりますが、ある程度の相場を知っておくと良いでしょう。

費用の内訳と相場

費用には、一般的に手術代(脂肪吸引、脂肪注入)、麻酔代、術前検査代、術後の薬代、圧迫着代、アフターケア(検診)代などが含まれます。

クリニックによっては、これらが全て込みのパッケージ料金になっている場合と、個別に費用が発生する場合があります。

総額の相場としては、80万円~150万円程度が一般的ですが、吸引する脂肪の量や範囲、使用する脂肪処理技術、クリニックの立地や設備などによって変動します。

カウンセリング時に、費用の総額と内訳を明確に確認することが大切です。

費用の目安(総額)

項目一般的な相場
脂肪注入豊胸術(総額)約80万円 ~ 150万円
(内訳例)手術代技術料、設備使用料など
(内訳例)麻酔代麻酔の種類による
(内訳例)その他検査代、薬代、圧迫着代、検診代など

保険適用の有無

脂肪注入豊胸術は、美容目的の手術とみなされるため、公的医療保険は適用されません。

全額自己負担となります。ただし、乳がん術後の乳房再建など、特定の条件下で保険適用となるケースも存在しますが、一般的な美容目的の豊胸とは異なります。

医療費控除についても、美容目的の場合は対象外となることが一般的です。

クリニック選びと費用の関係

費用だけでクリニックを選ぶのは避けるべきです。安価な料金設定には、それなりの理由がある場合もあります(例:経験の浅い医師、簡略化された脂肪処理、不十分なアフターケアなど)。逆に、高額な費用が必ずしも質の高さを保証するわけでもありません。

費用と、医師の技術・経験、カウンセリングの丁寧さ、設備の充実度、アフターケア体制などを総合的に比較検討し、信頼できるクリニックを選ぶことが、満足のいく結果につながります。

よくある質問

脂肪注入豊胸術に関して、多くの方が疑問に思う点についてお答えします。

しこりができる可能性は?

ゼロではありません。注入した脂肪の一部が壊死したり、血流が不足したりすると、しこり(オイルシストや石灰化)を形成することがあります。

多くのしこりは無害で、外見上も問題にならないことが多いですが、技術や注入方法によってリスクは変わります。経験豊富な医師は、しこりのリスクを最小限にするための注入技術を持っています。

気になるしこりができた場合は、医師に相談してください。

授乳への影響は?

一般的に、脂肪は乳腺組織を避けて注入されるため、適切に行われた手術であれば、将来の授乳機能に影響を与える可能性は低いと考えられています。ただし、手術である以上、リスクが全くないとは言い切れません。

将来、妊娠・出産・授乳の予定がある方は、カウンセリング時に必ず医師に伝え、影響について詳しく確認してください。

効果はどのくらい持続する?

注入した脂肪のうち、定着した脂肪は自身の組織の一部となるため、その効果は半永久的に持続すると考えられています。ただし、加齢や体重の増減によって、バスト全体のボリュームや形は変化します。

注入した脂肪も、体重が減れば痩せ、増えれば大きくなる可能性があります。

再手術は可能か?

可能です。1回目の手術で希望通りのサイズにならなかった場合や、さらなるボリュームアップを希望する場合、あるいは左右差が気になる場合などに、再度脂肪注入を行うことがあります。

ただし、再手術を行う場合は、前回の脂肪吸引部位とは別の部位から脂肪を吸引する必要があるか、同じ部位からでも十分な脂肪が採取できるかなどを検討します。

また、手術の間隔を十分に空ける(通常6ヶ月以上)必要があります。

以上

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