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シリコン豊胸の手術を終えたあと、美しい仕上がりを手に入れるためにもっとも大切なのは「術後のケアをどれだけ丁寧に行えるか」です。手術そのものが成功しても、そのあとの過ごし方しだいで結果は大きく変わります。
インプラントが体になじむまでの数週間から数か月は、圧迫固定やマッサージ、傷口の管理、運動制限など、いくつもの注意点を守る期間です。
正しいアフターケアを続けると、カプセル拘縮(インプラント周囲の組織が硬くなる症状)や感染といったトラブルのリスクを下げられます。
この記事では、術後の回復をスムーズに進めるために知っておきたい基本のケアを、時系列に沿ってわかりやすくまとめます。
資格・所属
【略歴】
ご自身の脂肪を活用した「自然な豊胸術」や、美しいボディラインを作る脂肪吸引を専門とする形成外科専門医。獨協医科大学医学部卒業後、獨協医科大学病院形成外科・美容外科入局。足利赤十字病院形成外科、獨協医科大学埼玉医療センター 形成外科学内助教、THE CLINIC大阪院・名古屋院の副院長を経て2024年、名古屋にARIEL .BUST.CLINICを開院。
ARIEL .BUST.CLINICは、ご自身の脂肪を活用した豊胸術(脂肪注入)を得意とする名古屋のクリニックです。それぞれの体型やご希望に応じた専門的なご提案をしており、脂肪採取(脂肪吸引)から繊細な注入、傷跡のケアに至るまで、形成外科専門医としての知識と技術を評価いただき、全国から患者様にお越しいただいています。
豊胸手術を含むボディメイクは、決して焦る必要のないものです。このサイトでは専門医の視点から、脂肪豊胸に関する正しい知識やメリット・デメリットを執筆しています。すぐに施術を決めることはせず、まずはじっくりと知識を深めた上で、ご自身が心から信頼できるクリニックへ相談されるようにしてください。
手術が無事に終わった直後こそ、からだの回復に集中することが何よりも大切です。術後24時間から72時間のあいだは腫れや痛みがピークを迎えやすく、この時期の過ごし方がその後の経過を左右します。
シリコン豊胸の手術当日は、麻酔の影響が残っているため、帰宅後はとにかく安静にしてください。家事や買い物など日常的な動作であっても、腕を大きく動かす行為はインプラントの位置がずれる原因になりかねません。
水分はこまめに摂り、食事も消化のよいものを選びましょう。ご家族やパートナーに事前に協力をお願いしておくと安心です。
手術後は、痛み止めや抗菌薬が処方されるのが一般的です。痛みを我慢しすぎると、体に余計な緊張がかかり、回復が遅れることもあります。決められた時間と用量を守って服用するのが早期回復への近道です。
もし処方された薬で痛みが十分に抑えられないと感じたら、自己判断で市販薬を追加せず、担当医に相談してください。
| 項目 | 推奨される対応 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 安静度 | ベッド上で軽い動作のみ | 術後1〜3日 |
| 腕の挙上 | 肩より上に腕を上げない | 術後1〜2週間 |
| 服薬管理 | 処方薬を用法どおりに服用 | 医師の指示に従う |
| 水分補給 | 1日1.5L以上を目標に | 退院直後から |
術後しばらくのあいだ、寝るときの姿勢にも注意が必要です。うつ伏せで眠ると胸部に体重がかかり、インプラントが圧迫されてしまいます。仰向け、もしくは上半身をやや起こした状態で眠るのが望ましい姿勢です。
クッションや枕を背中の下に入れて、上体を15度ほど起こすと、腫れの軽減にもつながります。横向き寝に戻せる時期については、担当医から個別に指示を受けてください。
シリコン豊胸のあとに行う圧迫固定は、インプラントを正しい位置に落ち着かせるうえで欠かせないケアです。適切な圧迫を続けると、左右差や位置のズレを防ぎ、自然で美しいバストラインに仕上がります。
手術直後から胸の上部に圧迫バンドを巻くケースが多く見られます。バンドの目的は、インプラントが上方にずれるのを防ぎ、自然な位置へ落ち着かせることです。装着中は窮屈に感じるかもしれませんが、勝手に外してしまうと形崩れの原因になります。
装着時間や圧迫の強さは術式やインプラントの種類によって異なるため、担当医の指示を守ることがもっとも確実です。
圧迫バンドのあとに使うサポートブラ(スポーツブラタイプ)への切り替えは、一般的に術後1〜2週間が目安です。ただし、インプラントの落ち着き具合や腫れの引き方には個人差があります。
来院時に担当医がバストの状態を確認しながら、ブラの種類と切り替え時期をアドバイスしてくれます。自己判断で普段のブラに戻すのは避けましょう。
術後にワイヤー入りブラジャーを早い段階で着けると、ワイヤーがインプラントの下縁を圧迫し、形の崩れや痛みを招くおそれがあります。多くのクリニックでは、術後3か月程度はノンワイヤーのブラジャーを推奨しています。
おしゃれを楽しみたい気持ちはよく分かりますが、美しいバストラインを長期的に維持するためには、この時期の我慢が報われます。
| 時期 | 使用アイテム | ポイント |
|---|---|---|
| 術後直後〜1週間 | 圧迫バンド | インプラントの上方ずれを防止 |
| 1〜4週間 | サポートブラ | やさしく支えて位置を安定 |
| 1〜3か月 | ノンワイヤーブラ | 形を崩さず自然に整える |
| 3か月以降 | 通常のブラ可 | 医師の許可を得てから |
術後マッサージは、インプラント周囲の組織を柔らかく保ち、カプセル拘縮のリスクを下げるうえで有効とされています。ただし、自己流で始めると逆効果になる場合もあるため、正しい方法とタイミングを理解してから取り組みましょう。
マッサージの開始時期は、術式やインプラントの種類によって術後数日から2週間程度と幅があります。テクスチャードタイプ(表面がざらざらしたインプラント)の場合、マッサージが不要と判断されることもあるため、医師の見解を確認してください。
開始が早すぎると、傷が開いたり出血を起こしたりするリスクが高まります。必ず検診で傷の状態を診てもらい、OKが出てから始めるようにしてください。
一般的なマッサージの手順は、インプラントを上下左右に優しく動かす「ディスプレイスメント法」と呼ばれる方法です。片方の胸に2〜5分程度、1日2回を目安に行います。
手のひら全体を使い、ゆっくりとした圧で内側・外側・上・下の4方向にスライドさせます。入浴後など体が温まった状態で行うと、組織がほぐれやすくなり効果的でしょう。
| 動作 | 方向 | 頻度の目安 |
|---|---|---|
| 押し動かし | 内側・外側 | 1日2回、各2〜5分 |
| 押し動かし | 上方・下方 | 1日2回、各2〜5分 |
| 円を描く動き | 時計回り・反時計回り | 仕上げに30秒ずつ |
「しっかり押さなければ効果がない」と考えて強い力で揉んでしまう方がいますが、過度な圧力はインプラントや周囲の組織にダメージを与えるおそれがあります。マッサージ中に鋭い痛みを感じたら、力が強すぎるサインです。
担当医やクリニックのスタッフに実際に手の動かし方を見せてもらい、適切な圧の感覚をつかんでから自宅で実践するのが確実な方法といえます。
傷口を清潔に管理することは、感染を防ぎ順調な回復を支える基本中の基本です。入浴やシャワーの再開時期にはルールがあり、焦って湯船に入ると傷口からの細菌侵入につながりかねません。
多くのクリニックでは、術後2〜3日程度でシャワーの許可が出ます。ただし、傷口に直接お湯をかけず、やさしく周辺を洗い流す程度にとどめるのが原則です。防水テープが貼られている場合は、テープを剥がさずにシャワーを浴びましょう。
シャワー後はタオルで傷口周辺をそっと押さえるように水分を拭き取り、こすらないように注意してください。
入浴で体が温まると血行が促進され、腫れや内出血が悪化する可能性があります。術後2〜4週間は湯船への入浴を控え、シャワーだけで済ませるのが安全です。担当医からの入浴許可が出るまで、温泉やサウナも避けてください。
入浴が解禁されたあとも、ぬるめの温度(38〜40度程度)に設定すると体への負担を軽減できます。
術後の感染リスクを下げるためには、傷口を清潔な状態に保つことが基本です。ガーゼやテープの交換は医師から指示されたタイミングで行い、汚れたまま放置しないようにしましょう。
もし傷口の周りが赤くなる、熱をもつ、膿のような分泌物が出るといった兆候が見られた場合は、感染の初期症状かもしれません。早めにクリニックに連絡して、診察を受けることが回復への最短ルートとなります。
術後にいつから運動を再開できるかは、多くの方が気になるポイントです。早すぎる運動再開はインプラントのずれや出血を招く危険があり、一方で適度な活動は血流を促して回復を後押しする面もあります。
手術翌日から室内をゆっくり歩くことは、血栓予防の観点から推奨されています。ただし、この時期に許されるのは家の中を歩き回る程度で、速歩きやジョギングは控えてください。
買い物などで外出する場合も、重い荷物を持たないように意識しましょう。術後1週間は、両腕で3kg以上の物を持ち上げない目安を守ると安心です。
腕立て伏せやベンチプレスなど、胸筋に直接負荷がかかる運動は術後4〜6週間が経過するまで禁止とするクリニックがほとんどです。この期間にインプラントは周囲の組織に少しずつなじんでいきます。
| 術後の時期 | 許可される運動 | 避けるべき運動 |
|---|---|---|
| 1〜2週間 | 軽いウォーキング | すべての運動 |
| 2〜4週間 | 早歩き、エアロバイク | 上半身の筋トレ全般 |
| 4〜6週間 | 軽いジョギング、ヨガ | 胸筋トレ、水泳 |
| 6週間以降 | 通常の運動(医師の許可後) | 個別に確認 |
許可された時期が来ても、体の感覚に注意を払いながら少しずつ負荷を上げていくのが鉄則です。運動中に胸が引っ張られるような痛みやズキズキとした違和感を覚えたら、その運動はまだ早いという体のサインと受け止めてください。
術後1週間からの早期運動再開は合併症の増加につながらなかったという研究報告もありますが、個人差が大きいため担当医と相談しながら判断してください。
カプセル拘縮とは、インプラント周囲に形成される被膜が必要以上に硬くなり、胸が変形してしまう合併症です。術後のケアや日頃の習慣で予防できる部分も少なくありません。
毎日のバスタイムなどを利用して、左右の胸の硬さに差がないか、形が変わっていないかをチェックする習慣をつけましょう。カプセル拘縮の初期は軽い違和感や張りから始まることが多く、早期に気づけば対処もしやすくなります。
担当医が設定する術後の定期検診スケジュールも、面倒に感じても必ず守ってください。医師の触診や画像検査によって、自分では気づけない微細な変化を発見できる場合があります。
喫煙は血管を収縮させ、組織への酸素や栄養の供給を妨げます。術後の回復を遅らせるだけでなく、カプセル拘縮の発症リスクを高める要因としても報告されています。できれば術前から禁煙を始め、術後も喫煙を控えることを強くおすすめします。
タンパク質やビタミンCを意識的に摂取すると、傷の修復に必要なコラーゲンの生成が促されます。偏った食事は回復の妨げになるため、バランスのよい食生活を心がけましょう。
術後のフォローアップは、1か月後、3か月後、半年後、1年後と段階的に行われるケースが一般的です。問題がなさそうに見えても、このスケジュールを自己判断で省略するのは避けてください。
とくに術後1年以内はインプラントの位置や被膜の状態が安定しきっていない時期です。定期的な通院をしていれば、何か異常が生じても早期に対応が可能です。
手術の傷跡がどの程度目立つかは、体質だけでなく術後のケア次第で大きく変わります。早い段階から瘢痕(はんこん)ケアに取り組めば、傷跡は時間の経過とともに薄く、目立たなくなっていく傾向があります。
シリコンジェルシートは、傷跡の上に貼ることで皮膚の水分を保ち、過剰な瘢痕形成を抑える医療用のアイテムです。抜糸後、傷がある程度閉じた段階から使い始めると、肥厚性瘢痕(盛り上がった傷跡)やケロイドの発生を予防できるとされています。
| アイテム | 特徴 | 使用期間の目安 |
|---|---|---|
| シリコンジェルシート | 傷跡に貼って保湿・保護 | 8〜12週間以上 |
| シリコンジェル(塗布型) | 衣服の下でも使いやすい | 8〜12週間以上 |
| 医療用テーピング | 傷に加わるテンションを軽減 | 医師の指示に従う |
できたばかりの傷跡に紫外線が当たると、メラニンが過剰に生成されて傷跡が茶色く変色してしまう場合があります。術後半年から1年は傷跡部分への紫外線対策を徹底してください。
衣服で覆えない場所に傷跡がある場合は、SPF30以上の日焼け止めをこまめに塗り直すことが効果的です。テーピングの上から日焼け止めを塗る方法もありますので、担当医にやり方を相談するとよいでしょう。
セルフケアを続けても傷跡が思うように改善しない場合、レーザー治療やステロイドの局所注射など、追加の治療を検討できることがあります。傷跡の状態は時間とともに変化していくため、まずは6か月以上経過を観察したうえで、医師と一緒に方針を決めてください。
あせらずじっくり取り組むことが瘢痕ケアの基本です。焦りすぎず、経過を見守りましょう。
マッサージを行わなかった場合、インプラント周囲の被膜が硬くなりやすく、カプセル拘縮が発生するリスクが高まる可能性があります。被膜が硬く収縮すると、胸が不自然に丸く変形したり、触ったときに硬さを感じたりするときがあります。
ただし、インプラントの種類によってはマッサージが推奨されないケースもあります。ご自身のインプラントにマッサージが必要かどうかは、担当医の指示を仰いでください。
デスクワークが中心のお仕事であれば、術後3〜5日程度で復帰できるケースが多いです。ただし、腕を頻繁に使う業務や体力仕事の場合は、2〜4週間程度の休養が望ましいでしょう。
復帰の時期は術式やインプラントの挿入位置(筋肉の上か下か)によっても異なります。いずれの場合も、復帰前に一度担当医の診察を受け、体の回復度合いを確認してもらうと安心です。
シリコンインプラントには明確な「使用期限」はありませんが、10〜15年を目安に状態の確認や入れ替えを検討するのが一般的な考え方です。素材の耐久性は年々向上していますが、長期間使用するとインプラントの劣化や被膜の変化が生じることもあります。
定期的に超音波やMRIなどの画像検査を受け、破損や漏れがないかを確認する習慣を持つことが長期的な安心につながります。
シリコンインプラントを挿入した場合でも、多くの方が授乳を行えます。乳腺や乳管を大きく損傷しない術式であれば、母乳の分泌に影響が出ることは少ないとされています。
ただし、切開の位置によっては乳管が影響を受ける可能性もあります。将来的に授乳を希望される方は、術前カウンセリングの段階で担当医にお伝えください。
飲酒は血管を拡張させるため、術後の出血や腫れを悪化させるリスクがあります。術後少なくとも1〜2週間は飲酒を控え、担当医から許可が出るまで我慢してください。
喫煙についてはさらに注意が必要です。ニコチンは血管を収縮させて組織への酸素供給を妨げ、傷の治りを遅らせるだけでなくカプセル拘縮のリスクも高めます。術前4週間から術後4週間は禁煙を徹底してください。
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| 住所 | 〒 450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅 4丁目27-6 μX MEIEKI 4F |
| 経路 | 名古屋駅よりミヤコ地下街2番出口から出てすぐ。モード学園スパイラルタワーズを目印にカラオケJOYJOYの隣のビルです。 |
| 診療時間 | 10:00~19:00 |
| 休診日 | 不定休 |
| 電話番号 | 052-551-8887 |
ARIEL.BUST.CLINICでは日本形成外科学会専門医資格を有した医師が診療にあたっております。日本美容外科学会(JSAPS)正会員、ジュビダームビスタ認定医、VASER LIPO認定医、コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医資格、ICLS(Immediate Crdiac Life Support)を有し、各学会での発表も積極的に行っています。
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