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MTF(Male to Female)の方やトランスジェンダーの方にとって、女性らしい胸は自分らしく生きるための大切な要素です。
ホルモン治療だけでは満足できるバストサイズに到達しないことも多く、豊胸手術は理想の体を手に入れるための有効な選択肢となっています。
この記事では、MTFの方に特化した豊胸手術について、術式の選び方から費用、ホルモン治療との関係まで、知っておきたい情報を詳しく解説します。
トランスジェンダーの方々の認知度が高まる中、自分の性自認に合った体を求める方が増えています。
豊胸手術は単なる美容整形ではなく、自分らしさを表現するための重要な医療行為として認識されるようになってきました。
女性ホルモン投与により乳腺の発達は期待できますが、多くの場合Aカップ程度で成長が止まってしまいます。
遺伝的要因や開始年齢によっても効果に差があり、理想のサイズに届かないことが一般的です。
ホルモン治療の期間 | 平均的な発達 | 満足度 |
---|---|---|
6ヶ月〜1年 | AAカップ程度 | 低い |
1〜2年 | Aカップ程度 | やや低い |
2年以上 | A〜Bカップ | 個人差大 |
胸のふくらみは女性性の象徴として重要な意味を持ちます。
服を着た時のシルエット、水着姿での自信、パートナーとの関係性など、日常生活のあらゆる場面で女性としての実感を得られるようになります。
性別適合手術(SRS)を検討している方にとって、豊胸手術は全体的な治療計画の重要な一部です。
顔の女性化手術(FFS)や性器の手術と組み合わせることで、トータルでの移行を実現できます。
職場や日常生活において、外見が性自認と一致することは精神的な安定につながります。
豊胸手術により女性として認識されやすくなることで、社会生活でのストレスが軽減される効果も期待できます。
MTFの方が豊胸手術を受ける際、ホルモン治療との関係を正しく理解することが重要です。両者を効果的に組み合わせることで、より自然で美しい結果を得ることができます。
一般的に、ホルモン治療を1年以上継続してから豊胸手術を行うことが推奨されています。この期間により、自然な乳腺の発達を最大限に引き出し、手術の土台を作ることができます。
ホルモン治療を継続しながら豊胸手術を受けることは可能です。
ただし、手術前後で一時的にホルモン剤の調整が必要になる場合があります。主治医と形成外科医の連携が重要になります。
時期 | ホルモン剤の扱い | 注意点 |
---|---|---|
術前2週間 | 通常継続可能 | 血栓リスクの評価 |
手術当日 | 一時中断 | 医師の指示に従う |
術後 | 段階的に再開 | 体調を見ながら調整 |
ホルモン治療により発達した乳腺の量や質は、手術方法の選択に影響を与えます。乳腺が十分に発達している場合は、より自然な仕上がりが期待できます。
豊胸手術後もホルモン治療は継続する必要があります。
インプラントと乳腺の相互作用を考慮し、定期的な検診でバストの状態をチェックすることが大切です。
MTFの方の豊胸手術では、男性的な胸郭から女性らしい丸みのあるバストを作り出す必要があります。
それぞれの手術方法の特徴を理解し、自分に合った選択をすることが重要です。
MTFの方に最も選ばれている方法がシリコンインプラントです。確実にボリュームを出せること、サイズの選択肢が豊富なことが人気の理由です。
インプラントの配置 | 特徴 | MTFの方への適性 |
---|---|---|
乳腺下法 | 乳腺の下に配置 | 乳腺が発達している場合に適す |
大胸筋下法 | 筋肉の下に配置 | 皮下脂肪が少ない場合に自然 |
デュアルプレーン法 | 上部は筋肉下、下部は乳腺下 | バランスの良い仕上がり |
自身の脂肪を使用する方法は、自然な柔らかさを求める方に適しています。
ただし、MTFの方は体脂肪率が低いことが多く、十分な脂肪が採取できない場合があります。
シリコンインプラントと脂肪注入を組み合わせる方法です。
インプラントでベースのボリュームを作り、脂肪注入で自然な輪郭を整えます。MTFの方の胸郭に合わせた調整がしやすい方法です。
ヒアルロン酸やアクアフィリングなどの注入系治療は、手軽さが魅力ですが、大きなサイズアップには向いていません。
ホルモン治療である程度発達している場合の微調整に使用されることがあります。
MTFの方が豊胸手術を受ける際は、シスジェンダー女性とは異なる配慮が必要です。手術を成功させるために、事前に押さえておくべきポイントを解説します。
生物学的男性の胸郭は女性より広く、肋骨の角度も異なります。この違いを考慮した手術計画が必要です。
項目 | 男性的特徴 | 手術での対応 |
---|---|---|
胸郭の幅 | 広い | インプラントの間隔調整 |
乳頭の位置 | 外側寄り | 配置の工夫が必要 |
皮下脂肪 | 少ない | 十分なカバーが必要 |
多くのクリニックでは、性同一性障害(性別違和)の診断書の提出を求められます。
これは医療倫理上の配慮であり、手術を受ける方の精神的準備を確認するためのものです。
女性として生活している期間(リアルライフエクスペリエンス)についても確認されることがあります。日常生活での女性としての経験は、手術後の生活をスムーズにする上で重要です。
手術前後のサポート体制を整えておくことが大切です。
信頼できる友人や家族、トランスジェンダーのコミュニティなど、精神的・物理的なサポートを受けられる環境を作りましょう。
MTFの方にとって、どのようなバストデザインを目指すかは重要な決定事項です。
女性らしさを追求しながら、自分の体型に合った自然な仕上がりを実現する方法を考えましょう。
多くのMTFの方がCカップ以上を希望されますが、体格とのバランスを考慮することが大切です。身長、肩幅、胸郭の大きさから適切なサイズを導き出します。
丸みのある女性らしい形状を作るには、インプラントの形だけでなく、配置や手術手技も重要です。
下垂感のある自然なバストラインを目指すことで、より女性らしい印象になります。
3Dシミュレーションや試着用のサンプルを使用して、術後のイメージを確認できます。実際の生活場面を想定しながら、理想のサイズと形を決定していきます。
一度に大きなサイズにするのではなく、段階的にサイズアップする方法もあります。
体への負担を軽減し、周囲への違和感も少なくできます。
豊胸手術後のケアは、美しいバストを維持するために欠かせません。MTFの方特有の注意点も含めて、術後管理について詳しく説明します。
術後は専用のブラジャーや圧迫帯で固定します。
MTFの方は胸郭が広いため、しっかりとした固定が特に重要です。指示された期間は必ず着用を続けましょう。
ケア項目 | 期間 | 目的 |
---|---|---|
圧迫固定 | 1〜2ヶ月 | 形の安定化 |
マッサージ | 3ヶ月〜 | 柔らかさの維持 |
定期検診 | 生涯継続 | 異常の早期発見 |
術後もホルモン治療は継続しますが、体調の変化に注意が必要です。むくみや体重増加がある場合は、医師に相談して調整します。
女性用の下着選びは重要なポイントです。適切なサイズのブラジャーを着用することで、バストの形を美しく保てます。
また、就寝時の姿勢にも気を配り、横向きで寝る際はクッションでサポートすることをお勧めします。
インプラントの寿命は10〜20年程度とされています。定期的な検診でインプラントの状態をチェックし、必要に応じて入れ替えを検討します。
加齢による体型変化も考慮し、適切なタイミングでの調整が大切です。
MTFの方から寄せられる豊胸手術に関する質問に、詳しくお答えします。手術を検討する際の参考にしてください。
ホルモン治療開始から最低6ヶ月、理想的には1年以上経過してからの手術をお勧めします。自然な乳腺の発達を待つことで、より美しい仕上がりが期待できます。ただし、個人の状況により例外もありますので、医師にご相談ください。
性同一性障害(性別違和)の診断がある場合でも、現在のところ豊胸手術は保険適用外となることがほとんどです。ただし、医療費控除の対象となる可能性がありますので、領収書は必ず保管しておきましょう。
シリコンインプラントによる豊胸手術を受けた場合でも、乳腺組織は温存されます。しかし、MTFの方の場合、ホルモンの関係で実際の授乳は困難です。パートナーとの関係性において授乳願望がある場合は、事前に医師に相談することをお勧めします。
顔の女性化手術(FFS)との同時手術は可能な場合があります。しかし、性別適合手術(SRS)とは回復期間や体位の関係で同時施行は推奨されません。全体的な治療計画を立てて、適切な順序で手術を受けることが大切です。
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住所 | 〒 450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅 4丁目27-6 μX MEIEKI 4F |
経路 | 名古屋駅よりミヤコ地下街2番出口から出てすぐ。モード学園スパイラルタワーズを目印にカラオケJOYJOYの隣のビルです。 |
診療時間 | 10:00~19:00 |
休診日 | 不定休 |
電話番号 | 052-551-8887 |
ARIEL.BUST.CLINICでは日本形成外科学会専門医資格を有した医師が診療にあたっております。日本美容外科学会(JSAPS)正会員、ジュビダームビスタ認定医、VASER LIPO認定医、コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医資格、ICLS(Immediate Crdiac Life Support)を有し、各学会での発表も積極的に行っています。
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