グアム大学で行われた解剖実習に参加してきました。
5/24-26でクリニックを休診させていただき、グアムに行って解剖実習に参加してきました。
目次
なぜ解剖実習に参加したのか
解剖書や教科書はとてもわかりやすく勉強になりますが、実際に手術でみる光景や解剖してみると教科書通りではないことがたくさんあります。また、注入手技や挿入手技などがイメージしているところに入っているのか、どうなっているのかなどは実際に施術中確認することはできません。教えてもらった、習得したカニューレ先端操作の感覚も本当に正しいのかは実際に見て確認する以外は正しいかどうかわかりません。自分の手技が正しくイメージ通りなのか、注入したものがどういう感じでそこ入っているのかなどを確認するために参加してきました。
では実際に自分の手技はどうだったのか
脂肪注入のカニューレやヒアルロン酸や糸リフトなど持ち込んで普段注入するようにして確認をしてきました。スッと入る位置はやはり決まった層であって、自分の中の考えやイメージ通りに注入や挿入できていることが実際に見て確認できました。目の上の凹みも実際に最近僕の中で改良した入れ方をしていたのですが、イメージ通りに脂肪注入が行われていて安全に注入されていることがわかりました。
なぜ確認が重要なのか
切開を伴う手技ではないため、術中に確認したり写真を撮って記録を残したり振り返ることができません。注入はあくまで感覚とイメージで行い、術後の仕上がりや経過を見て振り返って考える方法しか取れません。仕上がりや経過が良くてもそれを裏付ける確実な手技なのかはみることができないのです。今行っている手技が正しくイメージ通りになっているかは直接確認する以外にないのです。そのためには解剖が必要でした。
医療は常にアップデートが必要です
日々医療が進歩していくのは美容も保険も変わりません
できることをずっと同じように続けて振り返ることも確認することもなく行っているのは立ち止まっています。その頃は100点の技術だったかもしれませんが、その時点で満足してしまったら上達を諦めているのと同じです。今日の100点の手技と同じ手技は1年後なら古い方法と思えるくらい1日1日をアップデートして改良していかないのであれば診療から離れるべきだと思っています。いつまででも成長したい、成長を感じる限り上を目指せます。現状に満足した人間はそこで成長をやめてしまいます。これは保険、美容共に関係なく同じで医療に関わるものとしての姿勢だと思っています。キラキラした写真や動画を集客のためにあげる必要もあるのかもしれませんが、こういった目の前のゲスト1人1人のためにどうしたらより良い医療が提供できるかの方が重要だと思います。
グアムの思い出
ここからはグアムの思い出になります
注入後に真剣に解剖して層ごとに確認作業を行っているところです。
8時から17時までお昼休憩挟んでずっとひたすらに注入や挿入しては開けて確認するの繰り返しです。
昼食 アメリカサイズのピザ
1枚が大きすぎて3切れ撮ってみたら結構な量でした。
海を楽しむ時間もないのでした
22時くらいですが、夜でも泳いでる外国の方はいましたね。流石に入りませんでしたので写真だけ。ではまた。