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乳がん手術後の乳房再建や、より豊かなバストラインを求める美容目的の豊胸術において、人工乳房(インプラント)は重要な選択肢の一つです。
しかし、一言で人工乳房といっても、その種類は多岐にわたります。ご自身の身体に入れるものだからこそ、その特徴を正しく理解し、納得のいくものを選ぶことが大切です。
この記事では、人工乳房の基本的な知識から、種類ごとの特徴、選び方のポイント、そしてメリット・デメリットまでを詳しく解説します。
人工乳房は、乳房の形や大きさを補正、または増大させるために体内へ挿入する医療用の器具です。
主に乳房再建手術や豊胸手術で用いられ、その目的や個人の希望に応じてさまざまな種類のものが選択されます。ここでは、その基本的な役割や構造について解説します。
人工乳房が果たす役割は、乳房再建と豊胸術で異なります。乳房再建は、乳がんなどの病気で乳房を切除した方が、失われた乳房の膨らみを取り戻すために行います。
この場合、人工乳房は乳房の形態を復元し、下着や衣服を自然に着こなせるようにするだけでなく、患者さんの精神的な負担を軽減する役割も担います。
一方、豊胸術は、現在のバストサイズをより大きくしたい、形を整えたいといった美容的な目的で行われます。理想のバストラインを実現し、自信を高めるための手段として選択されます。
項目 | 乳房再建 | 豊胸術 |
---|---|---|
主な目的 | 失われた乳房の形態的復元 | バストの増大や形状の改善 |
保険適用の有無 | 条件により適用あり | 適用外(自費診療) |
重視する点 | 自然な再建、左右のバランス | 希望のサイズ、理想の形状 |
人工乳房は、外側を覆う「バッグ(外膜)」と、その内部を満たす「充填材」から構成されています。
バッグの素材は医療用のシリコンエラストマーという頑丈な膜でできており、これが充填材を体内に漏らさないように保護します。
このシンプルな構造の中で、充填材の種類、バッグの形状、そして表面の性状(テクスチャー)に様々なバリエーションがあり、それらの組み合わせによって多種多様な人工乳房が生まれます。
どの組み合わせを選ぶかによって、仕上がりの感触や見た目、長期的な経過が異なります。
前述の通り、美容目的の豊胸術と病気による乳房再建では、人工乳房を用いる目的が根本的に異なります。豊胸術では、患者さん自身の「美しくなりたい」という願望が起点となります。
そのため、どのようなバストになりたいかという個人の希望が、サイズや形状を選ぶ上で最も重要な要素となります。一方で乳房再建は、失われた身体の一部を取り戻すという医学的な側面が強いです。
切除前の乳房の形や大きさ、反対側の乳房とのバランスを考慮し、できるだけ自然な状態に復元することを目指します。
もちろん、患者さんの希望も尊重しますが、医学的な制約や身体の状態を優先して選択を考えることが多くなります。
人工乳房の感触や安全性を左右する最も重要な要素が、内部を満たす充填材です。現在、主に使われているのは「シリコンジェル」と「生理食塩水」の2種類です。
それぞれの素材が持つ特徴を理解することが、自分に合った人工乳房を選ぶ第一歩となります。
シリコンインプラントは、粘着性のあるシリコンジェルを充填材として使用するタイプです。その最大の魅力は、人間の乳房組織に近い、非常に自然で柔らかい感触にあります。
見た目の美しさや動きの自然さから、世界中の多くの豊胸術や乳房再建で選ばれています。万が一、外側のバッグが破損した場合でも、ジェルが流れ出にくいように設計された製品が主流です。
現在のシリコンインプラントの多くは、「コヒーシブシリコン」と呼ばれる、凝集性の高いジェルを使用しています。
これは、従来の液体状のシリコンとは異なり、半固形状で形状記憶能力を持つ点が特徴です。たとえインプラントを半分に切断しても、中身が流れ出すことなくその場にとどまります。
この性質により、破損時のリスクが大幅に低減され、安全性が向上しました。
また、ジェルの硬さにもいくつかの段階があり、より柔らかいものから、形をしっかりと保つ硬めのものまで、希望に応じて選択が可能です。
生理食塩水インプラントは、人間の体液に近い組成の滅菌された食塩水を充填材として使用します。
手術の際には、まず空のバッグを胸に挿入し、その後で体外からチューブを使って生理食塩水を注入して膨らませます。
この方法の利点は、比較的小さな切開で手術が可能な点です。また、万が一バッグが破損しても、充填材である生理食塩水は体内に安全に吸収されるため、身体への影響を心配する必要がありません。
この安全性の高さから、根強い支持があります。
シリコンと生理食塩水では、感触と安全性に明確な違いがあります。
シリコンは自然な柔らかさと形状維持能力に優れますが、破損した際に気づきにくい可能性があり、定期的な画像検査(MRIなど)で状態を確認することが重要です。
一方、生理食塩水は安全性が非常に高い反面、シリコンに比べて感触が硬めであったり、バッグの縁が浮き出て見える「リップリング」という現象が起きやすかったりする側面があります。
どちらの素材にも長所と短所があるため、専門医とよく相談し、何を優先するかを考えることが大切です。
項目 | シリコンインプラント | 生理食塩水インプラント |
---|---|---|
感触 | 非常に自然で柔らかい | やや硬めで人工的な感触 |
破損時の安全性 | ジェルが漏れにくいが定期検診が必要 | 体内に吸収され安全性が高い |
リップリング | 比較的起こりにくい | 特に痩せ型の方で起こりやすい |
充填材と並んで、仕上がりの見た目を大きく左右するのが人工乳房の「形状」です。主に「ラウンド型」と「アナトミカル型」の2種類があり、それぞれが作り出すバストのシルエットは異なります。
理想とするバストの形や、ご自身の体型に合わせて適切な形状を選ぶことが、満足度の高い結果につながります。
ラウンド型は、その名の通り、全体が均一な半球状(お椀を伏せたような形)をしています。この形状の最大のメリットは、バスト上部にもボリュームを出しやすい点です。
デコルテ部分からふっくらと盛り上がった、若々しく華やかな印象のバストラインを作りたい方に適しています。
また、体内でインプラントが回転してしまっても、形状が均一なため見た目に影響が出ないという利点もあります。そのため、体をよく動かす活動的なライフスタイルの方にも選ばれやすい形状です。
アナトミカル型は、上部が薄く、下部に向かって膨らみが増す「しずく」のような形をしています。これは、解剖学的に自然な乳房の形状を模したものです。
この形状のメリットは、極めて自然な仕上がりを実現できる点です。特に、元々のバストが小さい方や、乳房再建でより本物に近い形を求める場合に適しています。
バスト下部に重心があるため、立ち姿勢でも横になったときでも、自然なバストの垂れ感を再現しやすいのが特徴です。
ただし、体内で回転すると形が崩れてしまうリスクがあるため、挿入技術や術後の管理が重要になります。
どちらの形状が良いかは、一概には言えません。個人の体型、胸郭の形、皮膚の厚みや柔らかさ、そして何よりも「どのようなバストになりたいか」という希望によって、最適な選択は変わります。
例えば、元々ある程度のバストボリュームがある方であれば、ラウンド型でも自然な仕上がりになることが多いです。
逆に、非常に痩せ型で皮下脂肪が少ない方が大きなラウンド型を入れると、不自然な印象になる可能性もあります。
カウンセリングで実際にサンプルに触れたり、3Dシミュレーションなどを活用したりしながら、専門医と共に慎重に検討することが重要です。
形状 | 主なメリット | 適した希望・体型 |
---|---|---|
ラウンド型 | 上部のボリューム、回転リスクなし | 華やかなバスト、活動的な方 |
アナトミカル型 | 極めて自然な形状 | 自然な仕上がりを最優先する方、再建 |
人工乳房の外膜の表面加工にも種類があり、これが術後の経過に影響を与えることがあります。
表面が滑らかな「スムースタイプ」と、意図的にざらざらとした質感に加工された「テクスチャードタイプ」の2つが代表的です。
それぞれの特徴を理解し、リスクと利点を天秤にかける必要があります。
スムースタイプのインプラントは、表面が非常につるつると滑らかです。このタイプの最大の利点は、体内で自然に動くため、より本物の乳房に近い動きや柔らかさを実現しやすい点です。
挿入時の抵抗が少ないため、比較的小さな切開で手術できるというメリットもあります。歴史も長く、多くの手術で使用されてきた実績があります。
一方で、術後にインプラントの周囲に形成される被膜が厚くなりやすい「カプセル拘縮」という合併症のリスクが、テクスチャードタイプに比べてやや高いとされています。
テクスチャードタイプは、表面が微細な凹凸を持つように加工されています。
このざらつきが周囲の組織と癒着しやすくなるため、インプラントが定位置に固定され、術後の位置ずれや回転のリスクを低減します。
特に、形状の維持が重要なアナトミカル型インプラントでは、このタイプが選ばれることが多くありました。また、カプセル拘縮の発生率をスムースタイプよりも抑える効果があるとされてきました。
しかし、近年、このテクスチャーがごく稀な合併症であるBIA-ALCL(ブレスト・インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫)の発生と関連がある可能性が指摘され、使用には慎重な判断が求められるようになっています。
表面の性状は、インプラントとご自身の身体との相互作用に直接影響します。スムースタイプは身体との摩擦が少なく自然な動きをしますが、その分、被膜の反応が強く出ることがあります。
テクスチャードタイプは組織との癒着によって安定性を得ますが、その微細な凹凸が長期的に免疫系へ何らかの刺激を与える可能性が研究されています。
どちらのタイプを選ぶかは、カプセル拘縮のリスクと、BIA-ALCLのような稀なリスクをどのように評価するか、専門医の最新の知見に基づいた説明を受け、十分に理解した上で決定することが大切です。
項目 | スムースタイプ | テクスチャードタイプ |
---|---|---|
表面 | 滑らか | ざらざらしている |
主な利点 | 自然な動き、柔らかさ | 位置の安定性、拘縮リスク低減 |
主な懸念点 | カプセル拘縮のリスクがやや高い | BIA-ALCLとの関連性 |
人工乳房を選ぶ作業は、単に製品カタログから好きなものを選ぶのとは全く異なります。ご自身の身体、ライフスタイル、そして将来にわたって影響を与える重要な決定です。
後悔のない選択をするために、押さえておくべきポイントを解説します。
最も重要なことは、経験豊富な専門医と十分に話し合うことです。医師は、あなたの希望を聞くだけでなく、プロとして医学的な観点から最適な選択肢を提案します。
胸郭の幅や形、皮膚の厚み、乳腺の量などを正確に計測し、どのサイズや形状があなたの身体に適しているかを判断します。
また、各インプラントのメリットだけでなく、リスクや限界についても隠さず説明してくれる医師を選ぶことが、信頼関係を築く上で重要です。
疑問や不安に思うことは些細なことでも全て質問し、納得できるまでカウンセリングを受けましょう。
最終的なサイズや形状は、いくつかの要素を総合的に判断して決定します。まず、あなたの「なりたいバスト」のイメージを医師に具体的に伝えます。
その上で、身体的な制約(皮膚がどれだけ伸びるか、胸郭に収まるかなど)を考慮し、実現可能な範囲を探っていきます。
多くのクリニックでは、様々なサイズのインプラントサンプル(サイザー)をブラジャーの中に入れて、服を着た状態のシルエットを確認することができます。
これにより、術後のイメージをより具体的に掴むことができ、大きすぎたり小さすぎたりといったミスマッチを防ぎます。
要素 | 内容 | 確認方法 |
---|---|---|
個人の希望 | なりたいバストのイメージ、カップ数 | 写真の提示、具体的な要望の伝達 |
身体的特徴 | 胸郭の幅、皮膚の厚み、乳腺量 | 医師による触診、計測 |
シミュレーション | 術後のシルエットの確認 | サイザーの試着、3Dシミュレーション |
あなたのライフスタイルも、インプラント選びに影響します。例えば、アスリートや日常的に激しい運動をする方の場合、大きすぎるインプラントは動きの妨げになる可能性があります。
また、インプラントが回転するリスクを避けるため、ラウンド型を選択するなどの配慮が必要になるかもしれません。将来的に妊娠・出産を考えているかどうかも、医師に伝えておくべき重要な情報です。
ライフスタイルと希望するバストのバランスを考えることが、長期的な満足につながります。
人工乳房は、一度入れたら永久にそのまま、というわけではありません。破損や合併症のリスクはゼロではなく、将来的に入れ替えや抜去の手術が必要になる可能性があります。
また、加齢によってご自身の身体が変化すれば、バストの見た目も変わってきます。
手術を受ける際には、こうした長期的な変化やメンテナンスの可能性も念頭に置き、10年後、20年後の自分を想像しながら選択することが賢明です。
目先の美しさだけでなく、長期にわたって自分の身体と付き合っていくという視点を持つことが大切です。
人工乳房を用いた手術は、多くのメリットをもたらす一方で、当然ながらデメリットやリスクも存在します。両方の側面を正しく理解し、総合的に判断することが、後悔のない決断のために必要です。
最大のメリットは、希望するバストのサイズと形を手に入れられることです。これにより、以下のようなポジティブな変化が期待できます。
特に乳房再建においては、失われた身体の一部を取り戻すことで、精神的な回復を大きく後押しします。
また、豊胸術においても、コンプレックスを解消し、自分自身をより肯定的に捉えられるようになることは、生活の質(QOL)を向上させる上で非常に大きな価値があります。
一方で、デメリットも存在します。まず、外科手術であるため、身体への負担は避けられません。麻酔のリスク、術後の痛みや腫れ、傷跡が残る可能性などがあります。
また、人工乳房は永久的なものではなく、経年劣化や破損の可能性がある「医療機器」です。
そのため、定期的な検診で状態を確認し続ける必要がありますし、将来的に入れ替えや抜去のための再手術が必要になることも覚悟しておかなければなりません。
側面 | メリット | デメリット |
---|---|---|
整容面 | 希望のサイズ・形を実現、自信向上 | 不自然に見える可能性、傷跡 |
身体面 | (特になし) | 手術の負担、痛み、合併症リスク |
長期的視点 | QOLの向上 | 定期検診、再手術の可能性 |
人工乳房の手術には、いくつかの特有の合併症リスクが伴います。これらを正しく知っておくことは、非常に重要です。
カプセル拘縮は、最も頻度の高い合併症の一つです。インプラントを挿入すると、身体はそれを異物と認識し、防御反応として周囲に薄いコラーゲンの被膜(カプセル)を形成します。
これは正常な反応ですが、この被膜が何らかの原因で異常に厚く、硬くなってしまう状態がカプセル拘縮です。進行すると、バストが硬くなったり、形が変形したり、痛みを伴ったりすることがあります。
予防のためにマッサージを指導されることもありますが、発生した場合は被膜を切除したり、インプラントを入れ替えたりする手術が必要になることがあります。
BIA-ALCLは、ブレスト・インプラントの周囲に発生する、ごく稀なタイプの悪性リンパ腫です。血液のがんの一種であり、乳がんとは異なります。
主にテクスチャードタイプのインプラントで報告されており、インプラント周囲に遅発性の漿液腫(体液がたまること)や、しこりとして発見されることが多いです。
発生頻度は非常に低いものの、命に関わる可能性がある重篤な合併症です。早期に発見し、インプラントと周囲の被膜を完全に摘出すれば、多くは治癒が期待できます。
インプラントを入れた後は、定期的な自己検診と専門医による診察を欠かさないことが重要です。
無事に手術が終わっても、それで全てが完了ではありません。美しい結果を長持ちさせ、安全に過ごすためには、術後の適切なケアと長期的な管理が大切になります。
ダウンタイムの過ごし方から、日常生活での注意点までを解説します。
手術後の回復期間をダウンタイムと呼びます。個人差はありますが、通常、強い痛みや腫れは術後数日から1週間程度で落ち着きます。
デスクワークなどの軽い仕事であれば、1週間程度で復帰できる場合が多いですが、身体に負担のかかる活動は制限されます。
特に、腕を高く上げたり、重いものを持ったりする動作は、傷口やインプラントの位置に影響を与える可能性があるため、医師の指示に従い、一定期間避ける必要があります。
完全な回復と、インプラントが組織に馴染むまでには数ヶ月かかります。
項目 | 制限期間の目安 | 理由 |
---|---|---|
激しい運動 | 1ヶ月〜3ヶ月 | 出血、インプラントの位置ずれ防止 |
飲酒・喫煙 | 最低1週間〜1ヶ月 | 血行促進による腫れの悪化、治癒の遅延 |
うつ伏せ寝 | 1ヶ月〜3ヶ月 | インプラントへの圧迫防止 |
人工乳房を入れた後は、自覚症状がなくても定期的に専門医の診察を受けることが極めて重要です。検診では、インプラントの状態や周囲の組織に異常がないかを確認します。
特にシリコンインプラントの場合、破損しても症状が出ない「サイレント・ラプチャー」の可能性があるため、定期的な超音波(エコー)検査やMRI検査でインプラントの完全性をチェックすることが推奨されています。
検診の頻度は、術後の経過やインプラントの種類によって異なりますので、医師の指示に必ず従ってください。
日常生活においては、過度に神経質になる必要はありませんが、いくつか気をつけるべき点があります。バストを強く圧迫したり、強打したりするような行為は避けるべきです。
また、体重の急激な増減は、バストの見た目に影響を与える可能性があります。そして最も大切なのは、自分のバストの状態を日頃から観察する習慣をつけることです。
形が変わった、硬くなった、しこりを感じる、痛みが続くなど、普段と違う変化に気づいたら、すぐに手術を受けたクリニックや専門医に相談してください。
早期発見、早期対応が、問題を大きくしないための鍵となります。
ここでは、人工乳房に関して多くの方が抱く疑問について、Q&A形式で回答します。
人工乳房に明確な「寿命」や「耐用年数」は設定されていません。しかし、永久に使用できるものではなく、時間と共に劣化していく医療機器です。
10年、15年と経過するうちに、破損(シェルが破れること)のリスクは徐々に高まっていきます。問題なく何十年も経過する方もいれば、数年でトラブルが起こる方もいます。
そのため、「10年を目安に一度状態を詳しくチェックし、必要に応じて入れ替えを検討する」というのが一般的な考え方です。
定期検診を欠かさず、何か異常があればその都度対応することが重要です。
人工乳房を乳腺の下(乳腺下法)や大胸筋の下(大胸筋下法)に挿入する一般的な豊胸術では、乳腺組織そのものを傷つけることはほとんどありません。
そのため、多くの場合、術後の妊娠・出産において授乳機能への影響はないとされています。
ただし、乳輪の縁を切開する方法など、術式によっては乳管を損傷する可能性がゼロではありません。
将来的に授乳を強く希望する場合は、カウンセリングの段階でその旨を医師に明確に伝え、乳腺への影響が最も少ない術式を選択してもらうことが大切です。
はい、受けられます。ただし、注意が必要です。マンモグラフィ検査では、インプラントを圧迫して破損させてしまうリスクがあるため、原則として実施できません。
インプラントが入っていることを必ず申告し、マンモグラフィ以外の方法、主に超音波(エコー)検査を受けるようにしてください。
検診施設によっては、インプラントが入っている方の受け入れ体制が整っていない場合もあるため、事前に電話などで確認することをお勧めします。
乳がんの早期発見のためにも、定期的な検診は必ず継続してください。
人工乳房を用いる手術の費用は、目的や手術内容によって大きく異なります。乳がん後の乳房再建で、一定の条件を満たす場合は健康保険が適用されます。
その場合の自己負担額は、高額療養費制度なども利用できるため、数十万円程度になることが多いです。
一方、美容目的の豊胸術は全て自費診療となり、クリニックや使用するインプラントの種類によって差がありますが、一般的には80万円から150万円程度が相場です。
これには、手術費用、麻酔費用、インプラント代、術後の検診費用などが含まれます。
費用の目安
目的 | 保険適用 | 費用の目安(自己負担額) |
---|---|---|
乳房再建 | あり(条件による) | 20万円〜50万円程度 |
豊胸術 | なし(自費診療) | 80万円〜150万円程度 |
以上
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