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ARIEL.BUST.CLINIC(名古屋の脂肪吸引・注入・豊胸クリニック)バストアップ豊胸手術をやめた方がいい方の理由とリスク – 医師からの見解

豊胸手術をやめた方がいい方の理由とリスク – 医師からの見解

バストアップ
豊胸手術をやめた方がいい方の理由とリスク - 医師からの見解
監修者

豊胸手術は、バストの大きさや形に関する悩みを解決する選択肢の一つとして広く知られています。しかし、その一方で「豊胸手術はやめた方がいい」という声があるのも事実です。

この記事では、美容外科医の視点から、豊胸手術を安易に受けるべきではない理由、手術に伴うリスク、そして手術を避けるべき方の具体的なケースについて、詳しく解説します。

手術を検討している方はもちろん、漠然とした不安を感じている方も、この記事を通じて正しい知識を得て、ご自身にとって最善の選択をするための一助となれば幸いです。

豊胸手術を検討する前に知っておくべきこと

豊胸手術は魅力的な選択肢に見えるかもしれませんが、決断する前に基本的な知識を持つことが重要です。手術の目的を明確にし、どのような種類があるのか、そしてどのような心構えで臨むべきかを理解しましょう。

豊胸手術の目的と種類

豊胸手術の主な目的は、バストのサイズアップや形の改善、左右差の調整などです。加齢や出産・授乳による変化に対応するため、あるいは先天的な理由で手術を希望する方もいます。

手術方法には、主にシリコンインプラント(バッグ)を用いる方法と、ご自身の脂肪を注入する方法があります。それぞれに利点と欠点があり、個人の体型や希望、ライフスタイルに合わせて選択する必要があります。

主な豊胸手術の種類

手術方法概要主な特徴
シリコンインプラント挿入シリコン製のバッグを乳腺下または大胸筋下に挿入する。大幅なサイズアップが可能。形状の選択肢が多い。
脂肪注入自身の他部位から吸引した脂肪をバストに注入する。自然な感触。異物を使わない。サイズアップには限界がある。

手術を決断する際の心構え

豊胸手術は、身体への侵襲を伴う医療行為です。軽い気持ちで決断するのではなく、手術のメリットだけでなく、リスクやデメリット、術後の経過について十分に理解し、納得した上で臨む心構えが必要です。

ご自身の「なりたい姿」を明確に持つと同時に、医学的な限界や起こりうる合併症についても現実的に受け止めることが大切です。

身体的・精神的な準備

手術に向けて、心身ともに良好な状態を保つことが求められます。身体的には、持病がある場合は主治医と相談し、手術が可能か確認する必要があります。

また、喫煙は血行を阻害し、傷の治りを遅らせる可能性があるため、術前からの禁煙が強く推奨されます。

精神的には、手術に対する過度な期待や不安を抱えず、落ち着いた気持ちで臨めるよう、疑問点は事前に医師に確認し、解消しておくことが重要です。

情報収集の重要性

インターネットやSNSには様々な情報が溢れていますが、中には不正確な情報や誇大な広告も少なくありません。

信頼できる情報源(医療機関の公式サイト、学会情報など)を参考にし、複数のクリニックでカウンセリングを受け、医師の説明を直接聞くことが大切です。

友人や知人の体験談も参考にはなりますが、個々の体質や状況によって結果は異なることを理解しておきましょう。

豊胸手術をやめた方がいい医学的な理由

豊胸手術は誰にでも適応となるわけではありません。特定の健康状態や身体的な条件によっては、手術を受けることで健康を損なうリスクが高まるため、医師が手術を勧めない、あるいは実施できない場合があります。

特定の持病や健康状態

全身の健康状態は、手術の安全性に直結します。以下のような持病や健康状態がある方は、豊胸手術のリスクが高まるため、原則として手術は避けるべきです。

自己免疫疾患

関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、強皮症などの自己免疫疾患をお持ちの方は、インプラントなどの異物に対して過剰な免疫反応を起こす可能性や、疾患そのものが悪化するリスクが考えられます。

重度の心臓・肺疾患

手術や麻酔は心臓や肺に負担をかけます。重度の心不全、狭心症、コントロール不良の高血圧、重度の呼吸器疾患などがある場合、手術のリスクが非常に高くなります。

凝固異常

血液が固まりにくい疾患(血友病など)や、抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を服用中の方は、手術中や術後の出血リスクが高まります。薬の服用については、必ず事前に医師に申告し、指示に従う必要があります。

その他の注意すべき健康状態

健康状態主な懸念点対応
コントロール不良の糖尿病感染リスクの増加、創傷治癒の遅延血糖コントロールが良好になるまで手術延期
活動性の感染症手術部位への感染波及リスク感染症治癒後に手術を検討
悪性腫瘍の治療中または既往全身状態、治療への影響、再発リスク主治医との連携、慎重な判断が必要

妊娠中・授乳中の方

妊娠中や授乳中は、ホルモンバランスの変化により乳腺組織が大きく変化しています。また、麻酔や薬剤が胎児や母乳に影響を与える可能性があるため、この期間の豊胸手術は行うべきではありません。

手術は、授乳が完全に終了し、乳腺の状態が安定してから(通常、卒乳後半年から1年程度)検討するのが一般的です。

未成熟な乳腺組織

身体的な成長が完了していない未成年者の場合、乳腺組織もまだ発達途上です。この時期に手術を行うと、将来的な乳房の発育に影響を与える可能性があります。

また、精神的な成熟度も考慮し、十分な判断能力が備わっているかどうかも重要です。多くのクリニックでは、豊胸手術の適応年齢を18歳以上、あるいは20歳以上としています。

アレルギー体質

麻酔薬、消毒薬、抗生物質、インプラントの素材(シリコンなど)に対してアレルギー反応を起こす可能性があります。

重度のアレルギー体質の方、特にラテックスアレルギーや特定の薬剤に対するアレルギー歴がある方は、事前に必ず医師に申告し、使用する薬剤や素材について確認する必要があります。

豊胸手術をやめた方がいい精神的・心理的な理由

身体的な条件だけでなく、精神的・心理的な状態も、豊胸手術の結果や満足度に大きく影響します。不安定な心理状態や非現実的な期待を持って手術に臨むことは、望ましくない結果を招く可能性があります。

非現実的な期待を持っている

豊胸手術によって、人生の全ての問題が解決する、あるいはモデルのような完璧な体型になれるといった、過度な期待を抱いている場合、手術結果に対する満足感が得られにくいことがあります。

手術で達成できることには限界があり、合併症のリスクも伴います。現実的な目標設定と、起こりうる結果に対する理解が必要です。

期待と現実のギャップ例

非現実的な期待現実的な側面
手術すれば必ず理想通りの形になる元の骨格や皮膚の状態で限界がある。左右差が残ることも。
手術で自信がつき、性格まで変わる外見の変化が内面に影響することもあるが、根本的な解決にはならない場合も。
傷跡は全く残らない切開を伴うため傷跡は必ず残る。目立ちにくくはなる。

他者の意見に流されやすい

パートナーや友人、家族など、周囲の人からの強い勧めやプレッシャーによって手術を決断しようとしている場合、注意が必要です。豊胸手術は、ご自身の身体に関わる重要な決断です。

他者の意見に影響されるのではなく、ご自身が本当に望んでいるのか、手術のリスクを理解した上で主体的に判断することが大切です。

精神的に不安定な状態

精神的な問題を抱えている状態で手術を受けることは、推奨されません。手術という身体的・精神的なストレスが、既存の症状を悪化させる可能性があります。

うつ病や不安障害

うつ病や不安障害の治療中、あるいは症状が不安定な方は、手術に対するストレス耐性が低下している可能性があります。また、術後の回復期間中の精神的な負担が大きくなることも考えられます。

まずは精神科・心療内科での治療に専念し、状態が安定してから手術を検討することが望ましいです。主治医との相談も必要です。

身体醜形障害

身体醜形障害(BDD)は、自身の外見上の些細な欠点にとらわれ、日常生活に支障をきたす精神疾患です。この場合、美容外科手術を受けても満足感が得られず、繰り返し手術を求める傾向があります。

豊胸手術を希望する背景にBDDが疑われる場合は、手術ではなく精神科的なアプローチが必要です。

手術への強い恐怖心がある

手術や麻酔、痛みに対する恐怖心が極端に強い場合、手術中や術後のストレスが過大になる可能性があります。

カウンセリングで不安を解消できるよう努めることは大切ですが、それでも恐怖心が克服できない場合は、無理に手術を受けることは避けた方がよいでしょう。精神的な負担が、回復を妨げる要因にもなりかねません。

豊胸手術に伴う一般的なリスクと合併症

どのような医療行為にもリスクは伴いますが、豊胸手術特有の合併症も存在します。手術を受ける前に、これらの可能性について十分に理解しておくことが重要です。

手術そのものに伴うリスク

これは豊胸手術に限らず、外科手術全般に共通するリスクです。

出血・血腫

手術中や術後に出血が起こり、血液が溜まって腫れや痛みを引き起こす状態(血腫)になることがあります。量が多い場合は、再手術で血腫を除去する必要があります。

感染症

手術部位に細菌が感染し、赤み、腫れ、痛み、発熱などを引き起こすことがあります。

抗生物質の投与で治療しますが、重症化した場合やインプラント周囲で感染が起きた場合は、インプラントの抜去が必要になることもあります。

麻酔のリスク

全身麻酔や局所麻酔には、アレルギー反応、呼吸抑制、血圧変動などのリスクが伴います。発生頻度は低いですが、重篤な合併症につながる可能性もゼロではありません。麻酔科医による適切な管理のもとで行われますが、既往歴やアレルギーは必ず申告してください。

インプラント特有のリスク

シリコンインプラントを用いた場合に起こりうる合併症です。

被膜拘縮

挿入されたインプラントの周りには、身体の防御反応として薄い膜(被膜)が形成されます。この被膜が何らかの原因で厚く硬くなり、インプラントを締め付けてしまう状態が被膜拘縮です。

バストが硬くなったり、形が変形したり、痛みを伴ったりします。程度によっては、被膜の切除やインプラントの入れ替えが必要になります。

被膜拘縮の程度(Baker分類)

分類状態対応
I度見た目も触感も自然経過観察
II度見た目はほぼ自然だが、触るとやや硬い経過観察または内服治療
III度見た目にも硬さがわかり、変形があることも外科的治療(被膜切除、入れ替え等)を検討
IV度バストが硬く、変形し、痛みを伴う外科的治療が必要

インプラントの破損・漏れ

強い衝撃や経年劣化により、インプラントのシェル(外膜)が破損し、内容物が漏れ出す可能性があります。近年のインプラントは耐久性が向上し、内容物も漏れ出しにくい構造になっていますが、リスクはゼロではありません。

定期的な画像検査(MRIや超音波)で状態を確認することが推奨されます。

感覚の変化

手術操作により、乳輪や乳頭、乳房の皮膚の感覚が鈍くなったり、逆に過敏になったりすることがあります。多くは時間とともに改善しますが、永続的に変化が残る可能性もあります。

脂肪注入特有のリスク

ご自身の脂肪を注入する場合に起こりうる合併症です。

しこり・石灰化

注入した脂肪の一部が壊死したり、うまく生着しなかったりすると、硬いしこり(嚢胞やオイルシスト)を形成することがあります。また、壊死した脂肪が石灰化することもあります。

これらは良性ですが、乳がん検診の際に紛らわしい影として写ることがあります。

脂肪の吸収・左右差

注入した脂肪は、全てが生着するわけではなく、一部は身体に吸収されます。吸収率には個人差があり、予測が難しい側面があります。

そのため、思ったほどのサイズアップ効果が得られなかったり、左右で吸収率が異なり、左右差が生じたりする可能性があります。

感染・壊死

脂肪吸引部位、注入部位ともに感染のリスクがあります。また、大量の脂肪を一度に注入したり、血行の悪い部位に注入したりすると、脂肪や周辺組織が壊死するリスクがあります。

美容的な問題

期待通りの仕上がりにならず、美容的な観点から問題が生じることもあります。

美容上の主な懸念点

  • 左右差(大きさ、形、位置)
  • 不自然な形状(お椀型、インプラントの輪郭が浮き出るなど)
  • 傷跡が目立つ、ケロイド化する
  • リップリング(インプラント表面の凹凸が皮膚を通してわかる)

これらの問題は、医師の技術や経験、患者さんの体質、術後のケアなど、様々な要因が関わってきます。修正手術が必要になる場合もあります。

豊胸手術後の生活への影響と注意点

豊胸手術は、受けたら終わりではありません。術後の回復期間はもちろん、長期的に見て注意すべき点や、生活への影響があります。

ダウンタイムと回復期間

手術後は、腫れ、痛み、内出血などが一定期間続きます。これをダウンタイムと呼びます。個人差はありますが、日常生活に戻るまでには数日から数週間、完全に落ち着くまでには数ヶ月を要するのが一般的です。

この期間は、無理をせず安静に過ごし、医師の指示に従ってケアを行う必要があります。

一般的な回復期間の目安(インプラントの場合)

期間状態・注意点
術後~3日痛み、腫れが強い時期。安静が必要。ドレーン(排液管)が入ることも。
術後1週間抜糸(必要な場合)。痛みは軽減するが、腫れや内出血は残る。軽いデスクワークなら可能な場合も。
術後1ヶ月大きな腫れは引いてくる。軽い運動が可能になる場合も。圧迫固定が必要な期間。
術後3~6ヶ月腫れがほぼ落ち着き、形や硬さが安定してくる。傷跡も徐々に目立たなくなる。

※脂肪注入の場合は、脂肪吸引部位のダウンタイムも考慮する必要があります。

定期的な検診の必要性

特にインプラントを挿入した場合、長期的にインプラントの状態(破損、被膜拘縮の有無など)や乳房の状態を確認するために、定期的な検診が重要です。

推奨される頻度はクリニックやインプラントの種類によって異なりますが、術後数年間は年に1回、その後は数年に1回の検診(超音波検査やMRI検査など)を受けることが望ましいとされています。

また、年齢に応じた乳がん検診も必ず受けるようにしましょう。

日常生活での制限

術後しばらくは、日常生活においていくつかの制限があります。例えば、腕を上げる動作、重い物を持つこと、うつ伏せ寝、激しい運動などは、回復状況に応じて段階的に解除されます。

また、ワイヤー入りのブラジャーの着用も、一定期間制限されることが一般的です。これらの制限を守らないと、出血やインプラントの位置異常、傷の治りの遅れなどの原因となる可能性があります。

長期的なメンテナンス

インプラントは永久的なものではありません。経年劣化による破損のリスクや、被膜拘縮などの合併症が将来的に発生する可能性を考えると、将来的にインプラントの入れ替えや抜去が必要になる可能性があります。

脂肪注入の場合も、加齢による体型変化や脂肪の吸収により、追加注入が必要になることがあります。豊胸手術は、長期的な視点でのメンテナンスが必要となる可能性があることを理解しておく必要があります。

豊胸手術以外の選択肢

バストに関する悩みを解決する方法は、豊胸手術だけではありません。手術のリスクを避けたい方や、手術に抵抗がある方は、他の方法を検討することも有効です。

補正下着の活用

バストの形を整えたり、ボリュームアップして見せたりする機能を持つブラジャーやインナーウェアを活用する方法です。身体への負担がなく、手軽に取り入れられます。

様々なタイプのものがありますので、自分の目的や体型に合ったものを選ぶことが大切です。

バストアップ効果のあるエクササイズ

直接的に乳腺を大きくすることはできませんが、大胸筋(胸の筋肉)を鍛えることで、バストの土台をしっかりさせ、ハリを出したり、形を整えたりする効果が期待できます。

腕立て伏せやダンベルを使ったトレーニングなどが代表的です。ただし、効果には個人差があり、継続することが重要です。

大胸筋トレーニングの例

トレーニング主な効果注意点
腕立て伏せ(プッシュアップ)大胸筋全体の強化、バストの土台作り正しいフォームで行う。膝をついてもOK。
ダンベルフライ大胸筋の内側を刺激し、谷間を作る助けに軽い重量から始め、肩を痛めないように。
合掌ポーズ胸の前で手を合わせ押し合うことで大胸筋を刺激手軽にできるが、効果は限定的。

食生活や生活習慣の見直し

栄養バランスの取れた食事は、健やかな身体作り、ひいては美しいバストラインの維持につながります。特にタンパク質や良質な脂質、ビタミン、ミネラルなどを意識的に摂取することが推奨されます。

また、姿勢を正すことや、十分な睡眠をとることも、バストの形や健康に良い影響を与えると考えられます。ただし、特定の食品だけでバストが大きくなるという科学的根拠はありません。

心理的なアプローチ

バストの悩みは、必ずしも大きさや形だけが原因ではなく、自己肯定感の低さや他者との比較など、心理的な要因が関わっている場合もあります。

カウンセリングなどを通じて、自分の身体に対する考え方や受け止め方を見つめ直し、肯定的に捉えられるようになることも、悩みの解決につながる一つの方法です。

信頼できるクリニック・医師の選び方

もし豊胸手術を受ける決断をする場合、あるいは相談だけでもしてみたいと考えた場合、信頼できるクリニックと医師を選ぶことが、安全で満足のいく結果を得るために極めて重要です。

以下の点を参考に、慎重に選びましょう。

医師の経験と専門性

担当する医師が、形成外科または美容外科の専門医であるか、豊胸手術に関する十分な経験と実績を持っているかを確認しましょう。所属学会や資格、症例数などを参考にすることができます。

カウンセリング時に、具体的な症例写真を見せてもらい、仕上がりのイメージを確認することも有効です。

カウンセリングの質

時間をかけて丁寧に話を聞き、メリットだけでなく、リスクやデメリット、術後の経過、費用についてもしっかりと説明してくれる医師を選びましょう。

あなたの希望や懸念を理解しようと努め、一方的な説明ではなく、双方向の対話ができるかどうかが重要です。複数の選択肢を提示し、それぞれの利点・欠点を説明してくれるかも判断材料になります。

カウンセリングで確認すべきこと

  • 手術方法の詳細と、なぜその方法を勧めるのか
  • 具体的なリスクと合併症、その発生頻度と対処法
  • 術後のダウンタイム、経過、必要なケア
  • 費用総額(麻酔代、薬代、検診代など全て含むか)
  • 医師の経歴、症例数、専門医資格など

アフターケア体制

手術後の経過観察や、万が一合併症が起きた場合の対応など、アフターケアの体制が整っているかを確認することは非常に重要です。定期検診の有無や頻度、緊急時の連絡体制、保証制度などを具体的に確認しましょう。

アフターケアのチェックポイント

確認項目内容例
術後検診無料で受けられるか、頻度はどのくらいか
緊急時対応夜間や休日の連絡先、対応可能な医師がいるか
保証制度合併症発生時の再手術費用負担など、保証の範囲と期間

費用と支払い方法の透明性

提示される費用が明瞭であり、追加料金が発生する可能性についてもしっかり説明があるかを確認しましょう。

見積書には、手術代だけでなく、麻酔代、検査代、薬代、術後ケア用品代などが含まれているかを確認することが大切です。高額な治療ですので、支払い方法(現金、クレジットカード、医療ローンなど)についても事前に確認しておきましょう。

これらの情報を総合的に判断し、ご自身が納得でき、信頼できると感じるクリニック・医師を選ぶことが大切です。焦らず、複数のクリニックを比較検討することをお勧めします。そして、最終的な判断はご自身で行うようにしてください。

この記事を読んで豊胸手術についてさらに詳しく知りたくなった方、あるいはご自身の状況について相談したいと感じた方は、安易に決断せず、まずはお近くの信頼できる美容クリニックを探し、専門医によるカウンセリングを受けてみることをお勧めします。

よくある質問

豊胸手術を検討する際や、手術をやめるべきか悩んでいる方から寄せられることの多い質問とその回答をまとめました。

手術費用はどのくらいかかりますか?

豊胸手術の費用は、手術方法(インプラントか脂肪注入か)、使用するインプラントの種類、クリニックの所在地や設備、医師の経験などによって大きく異なります。

一般的に、インプラント挿入術は80万円~150万円程度、脂肪注入は100万円~200万円程度が目安とされていますが、これはあくまでも参考価格です。

カウンセリング時に、麻酔代、検査代、薬代、術後の検診費用など、総額でいくらかかるのかを必ず確認してください。

痛みはどの程度続きますか?

術後の痛みには個人差がありますが、特にインプラントを大胸筋下に挿入した場合、術後数日間は筋肉痛のような強い痛みを感じることが多いです。

通常、痛み止めでコントロール可能な範囲ですが、ピークは術後2~3日程度で、その後徐々に和らいでいきます。1週間程度で日常生活での大きな支障は少なくなることが多いですが、完全に痛みがなくなるまでには数週間~数ヶ月かかることもあります。

脂肪注入の場合は、注入部位の痛みは比較的軽いことが多いですが、脂肪吸引部位の痛みが数週間続くことがあります。

仕事や運動はいつから再開できますか?

仕事復帰のタイミングは、職種や手術方法、回復の程度によって異なります。

デスクワークであれば、術後数日~1週間程度で復帰可能な場合もありますが、身体を動かす仕事の場合は、2週間~1ヶ月程度の休養が必要になることもあります。

運動については、ウォーキングなどの軽いものなら術後2週間~1ヶ月程度から、激しい運動や胸の筋肉を使うトレーニングは、術後3ヶ月程度経ってから、医師の許可を得て再開するのが一般的です。

焦らず、ご自身の体調と医師の指示に従うことが大切です。

活動再開の目安

活動内容再開目安(インプラントの場合)注意点
シャワー術後3~7日(医師の指示による)患部を濡らさない、温めすぎない
入浴(湯船)術後1ヶ月程度血行が良くなりすぎると腫れの原因に
車の運転術後1週間程度(痛みや可動域による)痛み止め服用中は避ける
軽い運動(ウォーキング等)術後2週間~1ヶ月様子を見ながら徐々に
激しい運動・筋トレ術後3ヶ月程度医師の許可を得てから

インプラントは一生ものですか?

現在のシリコンインプラントは非常に耐久性が高く、長持ちしますが、「一生もの」と断言することはできません。経年劣化による破損のリスクはゼロではなく、年月とともに被膜拘縮などの合併症が発生する可能性もあります。

そのため、定期的な検診で状態を確認し、問題があれば入れ替えや抜去を検討する必要があります。何年で交換が必要になるかは一概には言えませんが、10年~20年程度が一つの目安とされることもあります。

長期的な視点でのメンテナンスが必要となる可能性を理解しておくことが重要です。

以上

参考文献

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SARWER, David B. The psychological aspects of cosmetic breast augmentation. Plastic and Reconstructive Surgery, 2007, 120.7: 110S-117S.

MERETSKY, Christopher R.; KNECHT, Erik M.; SCHIUMA, Anthony T. Advantages and disadvantages of breast augmentation: surgical techniques, outcomes and future directions. Cureus, 2024, 16.9.

YOUNG, V. Leroy; NEMECEK, Jane Riolo; NEMECEK, Douglas A. The efficacy of breast augmentation: Breast size increase, patient satisfaction, and psychological effects. Plastic and reconstructive surgery, 1994, 94.7: 958-969.

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BEKENY, Jenna C., et al. Breast augmentation for transfeminine patients: methods, complications, and outcomes. Gland surgery, 2020, 9.3: 788.

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ARIEL.BUST.CLINICでは日本形成外科学会専門医資格を有した医師が診療にあたっております。日本美容外科学会(JSAPS)正会員、ジュビダームビスタ認定医、VASER LIPO認定医、コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医資格、ICLS(Immediate Crdiac Life Support)を有し、各学会での発表も積極的に行っています。