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安い豊胸手術はある?費用・料金相場とクリニック選びの注意点

豊胸手術を考えたとき、多くの方が気になるのが「費用」の問題です。「できるだけ安く理想のバストを手に入れたい」と思うのは自然なことです。

しかし、インターネットで検索すると、クリニックによる価格差の大きさに「どうしてこんなに違うの?」「安いクリニックは本当に大丈夫?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

このページでは、豊胸手術の料金相場から、価格が異なる理由、そして費用を抑えつつも後悔しないためのクリニック選びの注意点まで、詳しく解説していきます。

目次

豊胸手術の費用相場はどれくらい?手術方法別に解説

豊胸手術の費用は、選択する手術方法によって大きく異なります。

主に「シリコンバッグ豊胸」「ヒアルロン酸豊胸」「脂肪注入豊胸」の3種類があり、それぞれにメリット・デメリット、そして料金相場が存在します。

ご自身の希望するバストの大きさや持続期間、予算などを考慮して、どの方法が合っているか検討することが大切です。

豊胸手術全体の料金相場

手術方法によって料金は大きく変動しますが、全体の相場としては30万円から150万円程度が目安です。

ヒアルロン酸豊胸のように比較的安価な方法から、高品質なシリコンバッグやご自身の脂肪を加工して注入する高度な方法まで、幅広い選択肢があります。

主な豊胸手術の種類と費用目安

手術方法費用相場特徴
シリコンバッグ豊胸80万円~150万円大幅なサイズアップが可能で持続性が高い
ヒアルロン酸豊胸30万円~100万円注入量で調整、徐々に体内に吸収される
脂肪注入豊胸100万円~150万円自分の脂肪を使うため自然な仕上がり

シリコンバッグ豊胸の費用

シリコンバッグを乳腺下や大胸筋下に挿入する方法です。2カップ以上の大幅なサイズアップを希望する方や、半永久的な効果を求める方に選ばれています。

費用は使用するバッグの種類や品質によって変動します。

高品質なものほど高価になる傾向がありますが、その分、安全性や触り心地、見た目の自然さなどが追求されています。

ヒアルロン酸豊胸の費用

豊胸用のヒアルロン酸をバストに注入する方法で、メスを使わないため体への負担が少ないのが特徴です。

費用は注入するヒアルロン酸の量によって決まります。1カップ程度のサイズアップや、谷間を作りたい、左右差を整えたいといった部分的な調整に向いています。

ただし、ヒアルロン酸は時間とともに体内に吸収されるため、効果を持続させるには定期的な再注入が必要です。

脂肪注入豊胸の費用

ご自身の太ももやお腹などから吸引した脂肪を、バストに注入する方法です。

自分の組織を使うため、アレルギー反応などのリスクが低く、非常に自然な見た目と触り心地が期待できます。痩身効果も同時に得られるのがメリットです。

脂肪の吸引・加工・注入という工程が必要なため、他の方法に比べて費用は高くなる傾向があります。

なぜクリニックによって豊胸手術の料金は違うの?

クリニックによって料金が異なる主な理由は、使用する材料の品質、医師の技術力、そして手術後のアフターケアの手厚さの違いにあります。

これらの要素が組み合わさることで、同じ手術方法でも料金に差が生まれるのです。

手術方法と使用する材料の違い

料金を左右する最も大きな要因は、手術方法と使用する材料の品質です。例えばシリコンバッグ豊胸では、バッグのメーカーや形状、表面の加工方法などによって価格が異なります。

安全性が高く、長期間の使用を想定した高品質なバッグほど、原価が高くなります。

同様に、脂肪注入で脂肪の定着率を高めるための加工技術や、ヒアルロン酸の製剤の種類によっても料金は変わります。

料金に含まれることが多い項目

項目内容
カウンセリング料医師による診察や手術計画の相談費用
手術費用執刀医や看護師の人件費、手技料
麻酔費用局所麻酔、静脈麻酔、全身麻酔などの費用
材料費シリコンバッグやヒアルロン酸などの費用

医師の技術力と経験

豊胸手術は、医師の技術力と美的センスが結果を大きく左右する繊細な手術です。経験豊富で実績のある医師は、患者一人ひとりの体型や希望に合わせて、より自然で美しいバストを形成する技術を持っています。

こうした医師の技術料が料金に反映されるため、同じ手術内容でも費用に差が出ることがあります。

アフターケアや保証制度の充実度

手術後の検診やケア、万が一のトラブルに対応する保証制度も料金に含まれます。

アフターケアが手厚いクリニックでは、術後の不安を解消するための定期検診や、痛みや腫れを抑える薬の処方、緊急時の連絡体制などが整っています。

サービスが充実しているほど、料金は高くなる傾向がありますが、安心して手術を受けるための重要な要素です。

クリニックの立地や設備

都心の一等地にあるクリニックは、家賃などの経費が高くなるため、治療費も高めに設定されることがあります。

また、より安全で質の高い医療を提供するための高度な医療機器や、患者がリラックスして過ごせるような快適な院内環境の維持にもコストがかかり、これらも料金に反映されます。

「安い」の裏側にあるもの 料金だけで選ぶリスク

提示されている料金が相場より著しく安い場合、その背景には何らかの理由があると考えられます。

もちろん、クリニックの企業努力によって費用を抑えている場合もありますが、安易に料金だけで選ぶと思わぬリスクに繋がる可能性があります。

安さの理由をきちんと見極めることが重要です。

未熟な医師が担当する可能性

経験の浅い医師の技術向上のために、通常より安い料金で手術を行っているケースがあります。

豊胸手術は簡単な手術ではなく、医師の技量によって仕上がりに大きな差が出ます。経験不足の医師が担当した場合、左右差が生じたり、形が不自然になったりするリスクが高まる可能性があります。

品質が低い材料の使用

正規のルートで仕入れていない、あるいは安全性が十分に確認されていない安価なシリコンバッグやヒアルロン酸を使用することで、費用を抑えている場合があります。

品質の低い材料は、体内で破損したり、アレルギー反応を引き起こしたり、しこりの原因になったりするなど、深刻な健康被害に繋がる恐れがあります。

安さの背景にある潜在的リスク

リスクの要因具体的な内容
技術面経験の浅い医師による執刀、不自然な仕上がり
材料面安全性が未確認の材料使用、健康被害の可能性
サポート面術後ケアの不足、トラブル発生時の対応が不十分

不十分なアフターケア

手術後の検診やケアが料金に含まれておらず、別途費用がかかったり、そもそもフォロー体制が整っていなかったりする場合があります。

術後は誰でも不安な気持ちになるものです。

痛みや腫れ、感染症などのトラブルが起きた際に、迅速かつ適切な対応を受けられないと、身体的にも精神的にも大きな負担を強いられることになります。

費用対効果で考える豊胸手術 あなたにとっての「本当の安さ」とは

豊胸手術を検討する際、「安さ」は魅力的な要素ですが、その価値は金額だけで測れるものではありません。

大切なのは、あなたが支払う費用に対して、どれだけの満足感が得られるかという「費用対効果」です。目先の金額にとらわれず、長期的な視点であなたにとっての「本当の安さ」とは何かを考えてみましょう。

目先の安さより持続性を考える

例えば、ヒアルロン酸豊胸は初期費用を抑えられますが、効果は永続的ではありません。

美しいバストを維持するためには、1~2年ごとに再注入が必要となり、その都度費用がかかります。

一方、シリコンバッグ豊胸は初期費用が高いですが、一度の手術で長期間効果が持続します。10年、20年という長いスパンで見た場合、どちらが結果的に「安い」と言えるでしょうか。

手術方法と長期的なコスト比較の視点

手術方法初期費用長期的なコスト
ヒアルロン酸豊胸安い維持するために追加注入の費用がかかる
シリコンバッグ豊胸高い一度の手術で長期間効果が持続する

理想のバストと費用のバランス

あなたがどのようなバストを理想としているかによっても、適した手術方法は異なります。

大幅なサイズアップを望むならシリコンバッグ、自然な仕上がりを最優先するなら脂肪注入が向いています。もし、安さだけを理由に希望しない手術方法を選んでしまったら、たとえ費用が安くても満足度は低くなるでしょう。

理想の実現と費用のバランスを考えることが大切です。

  • 大幅なサイズアップ
  • 自然な触り心地
  • 傷跡の少なさ

精神的な満足度もコストの一部

豊胸手術は、単にバストを大きくするだけの手術ではありません。コンプレックスが解消され、自分に自信が持てるようになるなど、精神的な満足感も大きな価値です。

不満の残る結果になれば、費用が安くても「高い買い物だった」と感じるでしょう。

逆に、費用はかかっても心から満足できる結果が得られれば、それはあなたにとって「価値のある投資」になります。

トータルコストで比較する視点

クリニックを選ぶ際は、提示された手術費用だけでなく、術前検査や麻酔、術後の薬代、検診費用などがすべて含まれているかを確認し、「トータルコスト」で比較検討することが重要です。

一見安く見えても、後から追加費用が次々と発生し、最終的には高額になってしまうケースもあります。

総額でいくらかかるのかを明確に把握しましょう。

豊胸手術の費用を賢く抑える3つの方法

豊胸手術の費用は、クリニックが提供するモニター制度やキャンペーン、医療ローンなどを活用することで賢く抑えることが可能です。

安全性や質を維持しながら費用負担を軽減できるため、検討してみる価値があります。

モニター制度を活用する

モニター制度とは、手術前後の写真撮影や体験談の提供などに協力することを条件に、通常よりも安い価格で手術を受けられる制度です。

クリニック側は広告やウェブサイトに掲載する症例写真を集めることができ、患者側は費用を抑えられるという双方にメリットがあります。

ただし、プライバシーの公開範囲や条件などを事前にしっかり確認することが必要です。

モニター制度のメリット・デメリット

内容
メリット通常価格より安く手術を受けられる
デメリット写真や情報の公開が必要、審査がある場合も

クリニックのキャンペーンをチェックする

クリニックによっては、期間限定で特定の手術を割引価格で提供するキャンペーンを実施していることがあります。公式サイトやSNSなどを定期的にチェックしておくと、お得な情報を見つけられるかもしれません。

ただし、キャンペーン期間が迫っているからと焦って決めるのではなく、通常の場合と同様に、カウンセリングをしっかりと受けて慎重に判断することが大切です。

医療ローンを利用した分割払い

一度にまとまった費用を用意するのが難しい場合、医療ローンを利用して月々の支払額を抑えるという方法があります。

クレジットカードの分割払いよりも金利が低く設定されていることが多く、長期的な返済計画を立てることが可能です。無理のない支払いプランを組むことで、費用面でのハードルを下げることができます。

  • 現金一括払い
  • クレジットカード払い
  • 医療ローン

費用以外も重要!後悔しないためのクリニック選びの注意点

納得のいく豊胸手術を受けるためには、費用だけでなく、総合的な観点からクリニックを慎重に選ぶ必要があります。

安さだけに惹かれてクリニックを決めてしまうと、後悔に繋がることも少なくありません。ここで挙げるポイントを参考に、信頼できるクリニックを見つけてください。

カウンセリングの丁寧さと分かりやすさ

カウンセリングは、あなたの希望を医師に伝え、手術に関する理解を深めるための非常に重要な時間です。

あなたの悩みや希望を親身に聞いてくれるか、専門用語を使わずに分かりやすく説明してくれるか、メリットだけでなくリスクやデメリットについても正直に話してくれるか、といった点を確認しましょう。

時間をかけて丁寧にカウンセリングを行うクリニックは、患者を大切にしている証拠です。

カウンセリングでの確認事項

確認ポイント具体的な質問例
医師との相性質問しやすい雰囲気か、親身になってくれるか
説明の分かりやすさ専門用語ばかりでなく、理解できる言葉で説明してくれるか
リスク説明良いことだけでなく、副作用やリスクも説明してくれるか

医師の実績と症例写真の確認

担当する医師が、豊胸手術においてどれくらいの経験と実績を持っているかを確認することは非常に重要です。クリニックのウェブサイトなどで、医師の経歴や所属学会、資格などをチェックしましょう。

また、症例写真は、その医師の技術力や美的センスを知るための貴重な情報源です。

できるだけ多くの症例写真を見せてもらい、自分の理想とするイメージに近いバストを実現してくれそうかを見極めましょう。

リスクや副作用に関する十分な説明

どのような医療行為にも、リスクや副作用の可能性はゼロではありません。

豊胸手術においても、感染症、血腫、被膜拘縮(バッグが硬くなる現象)、感覚の鈍化など、様々なリスクが考えられます。

信頼できるクリニックは、こうしたネガティブな情報も隠さずにきちんと説明し、万が一トラブルが起きた際の対応策についても明確に提示してくれます。

トータル費用の内訳が明確か

カウンセリングの最終段階で、必ず総額費用の見積もりを出してもらいましょう。その際、見積もりに何が含まれていて、何が含まれていないのか、内訳を詳しく確認することが大切です。

手術費用、麻酔費用、薬代、術後検診費用など、項目ごとに明確な金額が記載されているか、追加費用が発生する可能性はないか、納得できるまで質問しましょう。

安い豊胸手術に関するよくある質問

最後に、豊胸手術の費用に関して多くの方が抱く疑問についてお答えします。

表示価格以外に追加費用はかかりますか?

クリニックの方針によって異なります。

ウェブサイトなどに表示されている価格が、手術に必要なすべての費用を含んだ「総額表示」である場合もあれば、手術費用のみで、麻酔代や検査代などが別途必要になる場合もあります。

初回のカウンセリング時に、見積もりに含まれる費用の内訳を詳細に確認し、追加費用が発生する可能性について必ず質問することが重要です。

追加費用が発生する可能性がある項目

項目内容
初診料・再診料カウンセリングや術後検診にかかる費用
血液検査代安全に手術を行うための術前検査費用
薬代抗生剤や痛み止めなどの処方費用
圧迫着代術後に着用する専用のインナー費用
保険は適用されますか?

美容目的の豊胸手術は、病気の治療ではないため、公的医療保険(健康保険)の適用対象外となり、全額自己負担となります。

ただし、乳がんの切除手術後の乳房再建など、一部のケースでは保険が適用される場合があります。また、医療費控除については、美容目的の手術は原則として対象外ですが、詳細は最寄りの税務署にご確認ください。

安くても効果は同じですか?

一概には言えません。クリニックの経営努力によって、質の高い手術を適正価格で提供している場合もあります。

しかし、相場を大きく下回る価格設定の場合は、先述したように、医師の経験が浅かったり、使用する材料の質が低かったり、アフターケアが不十分であったりする可能性も考えられます。

価格だけでなく、医師の経歴、症例写真、カウンセリングの質、アフターケアの内容などを総合的に見て、信頼できるクリニックかどうかを判断することが、満足のいく結果を得るために何よりも大切です。

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