脂肪豊胸について
豊胸には脂肪豊胸とシリコン豊胸の2種類が推奨できる豊胸術になります。ヒアルロン酸豊胸という方法もありますが、学会で定められた美容医療指針では行わないことを強く推奨すると定義されています。
脂肪豊胸の種類
脂肪豊胸と言っても様々な方法があります。クリニックによっては独自の名前がついていたりもします。脂肪豊胸、ピュアグラフト豊胸、コンデンスリッチファット豊胸、セルチャー豊胸、セリューション豊胸、エクソソーム豊胸など種類がたくさんあります。
当院の脂肪豊胸について
それそれの特徴はまた後日まとめますが、当院で行なっている豊胸に関してまとめていこうと思います。
脂肪豊胸について。脂肪吸引をして集めたものを排液(水分)だけ除去して残った脂肪を注入する方法になります。一般的には脂肪作成時に空気に触れてしまうことがデメリットと言われていますが、当院ではCRF(コンデンスリッチファット)を作成する際に使用するスマートバッグと言われる使い捨ての滅菌バッグを使用していますので、CRF豊胸同様に吸引、作成、注入まで一切空気に触れることなく清潔に脂肪作成ができます。脂肪をそのまま使用するため若干排液(麻酔液や血液など)が混ざっています。不純物が入ることでしこりになるという説もありますが、しこりができるかどうかは今までの経験上で脂肪の質ではなく、注入技術だと考えています。定着率にも差はないと考えています。
脂肪豊胸のメリット
脂肪豊胸は上述した通り、若干の排液を含んだ脂肪です。CRFとは違い遠心分離やフィルターを通して負荷がかかってないので細身でもしっかり脂肪の量が確保でき、しっかり注入もできます。定着に差はないため、細身なら脂肪豊胸がベストだと考えています。以下にまとめます。
- CRFと純脂肪で定着率に差はほぼない
- 脂肪量が十分に確保できる
- 細身でも脂肪豊胸が可能
では、次に脂肪豊胸だとしこりになると言われていることに関して、間違った認識だということを説明していきます。
脂肪豊胸でしこりになるのか?
脂肪豊胸でしこりにならないよう、事前に防げる方法があります。
排液と言っても中身は麻酔液や血液です。血液は元々自分のものですし、麻酔液は吸収されます。もし仮に麻酔液がしこりになるならば、どの手術においてもしこりが発生する矛盾した事態になってしまいます。しこりになる場合の多くは脂肪の質ではなく、注入手技の問題がほとんどです。乳腺下に200-300cc注入して揉んで終わりという方法をいまだに行なっているクリニックもあるそうです。1箇所に無理に塊で注入すると脂肪が圧迫されて定着せず壊死してしまいます。仮に定着しても大きな塊になってしまいます。しこりにならないようにするには以下の要素が重要だと考えています。脂肪が定着せず、袋状に残ってしまうオイルシストと呼ばれるものができることはありますが、これは対応次第で解決できます。
- 皮膚の伸び、柔らかさに合わせた適切な注入量
- 注入する層を細かく分けること。皮下脂肪、乳腺下、筋肉内、筋肉下と多層に分けて無理に入れないこと
- 術後にエコー検査を行い検診を行うことで、オルシストを見つけてその段階で処置してなくしてしまうこと
以上になります。1,2を守っても3を行っていないとオイルシストの袋が時間経過で固くなり触れるようになることでしこりを自覚することがあります。3に関してはお互いの協力で防げるものになります。術前後にエコー検査を行なっているクリニックを選ぶことです。また、行なっていても受診していただけないと確認して適切な処置を行うことができないので受けた側の協力も必要になってきます。1-3すべてを満たして、かつご自身も協力していただくことでしこりを作らないことが可能になります。当院では1-3すべて行なっておりますので、安心して脂肪豊胸をうけていただけます。名古屋で脂肪豊胸をお考えの方は、ぜひアリエルバストクリニックにお任せください。
CRF豊胸については次回まとめていきます。ではまた。