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被膜拘縮の修正手術にかかる費用は、術式やクリニックによって幅がありますが、おおむね30万〜100万円以上が相場です。拘縮のグレードが高いほど手術の範囲が広がり、値段も上がる傾向にあります。
費用だけでなく、再手術保証やインプラントメーカーの製品保証があるかどうかも確認しておきたいところでしょう。保証の有無によって、万が一再発した場合の追加費用の負担が大きく変わります。
この記事では、グレード別の術式と値段の目安、保証制度の種類や確認方法、そしてクリニック選びで押さえるべきポイントまで幅広くお伝えします。
資格・所属
【略歴】
ご自身の脂肪を活用した「自然な豊胸術」や、美しいボディラインを作る脂肪吸引を専門とする形成外科専門医。獨協医科大学医学部卒業後、獨協医科大学病院形成外科・美容外科入局。足利赤十字病院形成外科、獨協医科大学埼玉医療センター 形成外科学内助教、THE CLINIC大阪院・名古屋院の副院長を経て2024年、名古屋にARIEL .BUST.CLINICを開院。
ARIEL .BUST.CLINICは、ご自身の脂肪を活用した豊胸術(脂肪注入)を得意とする名古屋のクリニックです。それぞれの体型やご希望に応じた専門的なご提案をしており、脂肪採取(脂肪吸引)から繊細な注入、傷跡のケアに至るまで、形成外科専門医としての知識と技術を評価いただき、全国から患者様にお越しいただいています。
豊胸手術を含むボディメイクは、決して焦る必要のないものです。このサイトでは専門医の視点から、脂肪豊胸に関する正しい知識やメリット・デメリットを執筆しています。すぐに施術を決めることはせず、まずはじっくりと知識を深めた上で、ご自身が心から信頼できるクリニックへ相談されるようにしてください。
被膜拘縮の修正手術にかかる費用は、おおむね30万〜100万円以上です。術式の選択やインプラントの交換が必要かどうかによって金額に差が出ます。
被膜拘縮とは、豊胸手術で挿入したインプラントの周りに人体が形成する線維性のカプセル(被膜)が過度に収縮し、硬くなってしまう状態を指します。インプラント挿入後に体が異物を包み込もうとする反応自体は正常なもので、多くの方は柔らかいカプセルのまま問題なく経過します。
ところが一部の方では、カプセルが厚く硬くなり、胸の変形や痛みを引き起こすことがあります。Baker分類と呼ばれるグレードI〜IVの評価基準で重症度を判定し、グレードIIIやIVまで進行すると修正手術が検討されるのが一般的です。
発生率は報告によって差がありますが、初回の豊胸術から5〜10年の間に2〜15%程度です。痛みのほかに見た目の不自然さが気になり、修正を希望する方も少なくありません。
修正手術の費用は、行う術式によって大きく異なります。被膜を除去するだけの手術と、インプラントの入れ替えやポケット変更をあわせて行う場合では、手術時間も費用もかなり変わるでしょう。
| 術式の種類 | 費用の目安 |
|---|---|
| 被膜切除のみ | 30万〜50万円 |
| 被膜切除+インプラント入れ替え | 60万〜90万円 |
| 被膜切除+ポケット変更+入れ替え | 80万〜120万円 |
| インプラント抜去+脂肪注入 | 80万〜150万円 |
上記はあくまで一般的な目安であり、クリニックごとに料金体系は異なります。カウンセリングの際に正確な見積もりを取ることが大切です。
修正手術は初回の豊胸術よりも費用が高くなるケースが多いといえます。その理由は、すでに瘢痕組織(はんこんそしき)が形成された胸を再び手術するため、組織の癒着を丁寧にはがす工程が加わることにあります。
初回手術ではまだ手が付けられていないきれいな組織の中にインプラントを挿入しますが、修正手術では硬くなった被膜を正確に切除しなければなりません。手術時間が延びれば麻酔代や施設使用料も増えるため、総額が上がりやすいのです。
また、修正手術には高い技術力を要し、対応できる医師が限られることも費用を押し上げる一因となっています。
費用に影響を与える要因は大きく5つに分けられます。インプラントの種類、麻酔方法、クリニックの立地、他院修正の有無、そして医師の技術料です。
| 要因 | 費用への影響 |
|---|---|
| インプラントの種類・挿入位置 | 手術難易度が変わり費用差が出る |
| 麻酔方法・入院の有無 | 全身麻酔+入院で10万〜20万円ほど加算 |
| クリニックの立地・設備 | 都心部や設備充実の院は割高になりやすい |
| 他院修正かどうか | 他院で行った手術の修正は技術料が上乗せされやすい |
| 医師の技術料 | 修正術の実績が豊富な医師ほど技術料が高い傾向 |
使っているインプラントがシリコンジェルかソルトウォーター(生理食塩水)かによって、除去と再挿入の手技が変わります。シリコンジェルのインプラントは破損時にジェルが周囲組織に浸透している可能性があり、医師は慎重に除去する必要があります。
挿入位置が大胸筋の下(筋膜下)なのか、大胸筋の上(乳腺下)なのかによっても術式が変わってきます。筋膜下にインプラントが入っている場合は筋肉を剥離する追加手技が生じ、手術時間が長くなる分だけ費用も加算されやすいでしょう。
被膜拘縮の修正手術は、ほとんどの場合で全身麻酔下に行われます。全身麻酔の費用は5万〜15万円程度が一般的ですが、麻酔科医の立ち会い体制によっても金額が変動します。
入院が必要になると、1泊あたり1万〜3万円程度の入院費が上乗せされるのが通例です。術後の検診費用や内服薬代も別途かかるクリニックが多いため、事前に総額を確認しておきましょう。
東京や大阪などの都市部にあるクリニックは、テナント料や人件費が地方に比べて高いため、手術費用にも反映されがちです。ただし、設備が充実した施設では術中・術後のリスク管理が手厚くなるという利点もあります。
地方のクリニックのほうが費用は抑えられる傾向にありますが、修正術の症例数が少ない場合もあるため、費用だけでなく医師の経験値とのバランスで選ぶことを推奨します。
最初に手術を受けたクリニックとは別の医療機関で修正手術を受ける場合、いわゆる「他院修正」に該当します。他院修正では、前回の手術記録が十分に共有されないケースが多く、医師が術中に予期しない癒着や組織の変化に対応する場面が増えやすくなります。
そのため、他院修正には追加の技術料が加算されるクリニックが少なくありません。金額にして5万〜20万円ほどの上乗せが発生する場合もあるため、カウンセリングの段階で他院修正に対応可能かどうかと追加費用の有無を確認しておくとよいでしょう。
被膜拘縮の修正手術は一律の値段ではありません。拘縮の進行度(Baker分類のグレード)によって術式が異なり、費用にも相応の差が生まれます。
Baker分類はグレードIからIVまでの4段階で被膜拘縮の重症度を評価する指標です。グレードIは見た目も触った感覚も自然な状態で、特に治療を要しません。グレードIIでは軽い硬さを感じるものの外見上の変化は小さく、経過観察にとどまる場合も多いでしょう。
| Baker分類 | 症状の特徴 | 修正術の目安 |
|---|---|---|
| グレードI | 柔らかく自然な外見 | 治療不要 |
| グレードII | 軽い硬さがあるが外見はほぼ正常 | 経過観察が中心 |
| グレードIII | 硬さと変形が認められる | 被膜切除+入れ替え |
| グレードIV | 強い痛みと顕著な変形 | 全被膜切除+再建 |
グレードIIIとIVでは手術介入が必要になるため、この2つのグレードに対する術式と費用を詳しく解説します。
カプセクトミーとは、インプラント周囲に形成された硬い被膜を外科的に切除する術式です。部分切除(前方カプセクトミー)と全切除(トータルカプセクトミー)があり、全切除のほうが手技は複雑で費用も高くなります。
トータルカプセクトミーは被膜をインプラントごと一塊として摘出するため、周囲の組織への影響を減らせるというメリットがあります。費用は30万〜60万円程度が目安ですが、インプラントの再挿入をあわせて行う場合は別途費用がかかります。
被膜拘縮の再発リスクを減らすために、被膜切除と同時にインプラントを新しいものに交換したり、挿入するポケットを変更したりする場合があります。
術式が複合的になるほど手術時間は長くなり、費用も80万〜120万円程度まで上がることがあるでしょう。
ポケット変更は拘縮の再発率を下げる有効な方法として複数の研究が示しており、長期的にみると追加費用を回避できる可能性があります。医師と相談のうえ、自分の状態に合った術式を選ぶことが賢明です。
インプラントを抜去したあとに脂肪注入でバストを再建する方法も、近年注目を集めています。自身の腹部や太ももから採取した脂肪を精製し、胸に注入するため、異物が体内に残らないという安心感があります。
ただし、1回の施術で注入できる脂肪量には限りがあり、希望するサイズによっては複数回の施術を受ける必要があります。1回あたり40万〜80万円ほどかかるため、トータルの費用は80万〜150万円以上になるケースも珍しくありません。
脂肪の定着率には個人差があり、期待どおりのボリュームに達しない可能性も踏まえたうえで検討するとよいでしょう。
修正手術を検討するとき、費用ばかりに目が向きがちですが、保証制度の内容を事前に確認しておくことが同じくらい大切です。保証の有無は、術後に問題が起きたときの追加費用を大きく左右します。
多くの美容クリニックでは、術後一定期間内に再手術が必要になった場合に、手術費用を無料または割引で対応する独自の保証制度を設けています。ただし、保証の対象範囲はクリニックごとに異なるため注意しましょう。
カウンセリングの場で保証の範囲を口頭だけでなく書面で確認しておくと、あとからのトラブルを防げます。
インプラントメーカーの多くは、インプラントの破損に対して無償交換を行う製品保証を用意しています。保証期間はメーカーにより10年または永久とさまざまで、破損時のインプラント代が無料になるのは患者にとって大きなメリットといえるでしょう。
ただし、メーカー保証でカバーされるのは原則としてインプラント本体の費用のみです。手術費用や麻酔費用は含まれない場合がほとんどなので、保証内容をよく確認してください。
保証が適用されるには、クリニックが定める条件を満たす必要があります。たとえば「術後の定期検診を規定回数受診していること」や「クリニックが指定する方法で経過報告を行っていること」などが条件に含まれるケースが見受けられます。
これらの条件を満たしていないと、被膜拘縮が再発しても保証の対象外となり、全額自己負担になるときもあり得ます。契約書や同意書を隅々まで読み、疑問点はカウンセリングの場で解消しておきましょう。
適切な術式を選び、術後のケアを怠らなければ、被膜拘縮の再発リスクと追加費用を抑えることは十分に可能です。ただし、再発を完全にゼロにする方法はまだ確立していません。
修正手術後に再び被膜拘縮が生じる確率は、術式や個人の体質によって異なります。報告によると、被膜切除とインプラント交換を同時に行った場合の再発率はおよそ10〜20%です。
再発した場合は追加の手術が必要になり、その都度30万円以上の費用がかかることも覚悟しておかなければなりません。再発を繰り返すほどトータルの負担は大きくなるため、初回の修正術で再発リスクを下げる術式を選ぶ意義は大きいでしょう。
被膜拘縮は早い段階で発見できれば、比較的軽い処置で対応できる場合があります。グレードIIの段階であれば内服薬による経過観察で改善する可能性もあり、手術を回避できればその分の費用も抑えられます。
| 検診のタイミング | 確認内容 |
|---|---|
| 術後1か月 | 創部の治癒状態と感染兆候の有無 |
| 術後3〜6か月 | インプラントの位置と被膜の硬さの変化 |
| 術後1年以降(年1回) | 拘縮の兆候やインプラントの劣化 |
多くのクリニックが術後1年目までは無料検診を設けていますので、欠かさず受診することをお勧めします。それ以降も年に1回は受診しておくと安心です。
医師から指示されたマッサージやストレッチを継続的に行うと、被膜が硬くなるのを予防する効果が期待できます。ただし、マッサージの方法や頻度はインプラントの種類や術式によって異なるため、自己判断で行うのは避けてください。
喫煙は血行を悪化させ、組織の治癒を遅らせる要因です。術後の回復を促すためにも禁煙を強くお勧めします。また、過度な胸部への圧迫を避け、適切なサイズのブラジャーを使用することも拘縮予防には有効です。
修正術は医師選びで結果が変わります。費用の安さだけに惹かれて選んでしまうと、再手術のリスクが高まり、かえって出費がかさむこともあるため慎重に判断しましょう。
被膜拘縮の修正手術は、初回の豊胸術とは必要な技術が異なります。修正術に特化した経験が豊富な医師であれば、癒着した組織を丁寧に処理し、再発リスクの低い術式を選択してくれる可能性が高まるでしょう。
クリニックのウェブサイトや問い合わせを通じて、被膜拘縮に対する修正術の年間件数や、どのグレードの拘縮まで対応しているかを確認してみてください。
1か所のクリニックだけでなく、複数のクリニックでカウンセリングを受け、見積もりと保証内容を比較することを推奨します。同じ術式でもクリニックごとに総額が10万〜30万円ほど差が出るケースは珍しくありません。
比較する際は、手術費・麻酔費・インプラント代・入院費・術後検診費がすべて含まれた「込み込みの総額」を基準にしてください。一部の費用が別請求になっているクリニックでは、表示価格が安く見えても最終的な支払額が高くなる場合があります。
見積書を受け取ったら、以下のような項目が含まれているかどうかを一つずつ確認しましょう。含まれていない場合は、追加費用として後から請求される恐れがあります。
これらの項目は表示価格に含まれていないケースが少なくありません。カウンセリング時に書面で確認しておけば、術後の「思わぬ出費」を避けられます。
被膜拘縮の修正手術にかかる費用は、術式や使用するインプラントの種類によって30万〜100万円以上と幅があります。
被膜切除のみであれば30万〜50万円程度が目安ですが、インプラントの交換やポケット変更を同時に行う場合は80万〜120万円ほどになることもあるでしょう。
クリニックの料金体系や立地によっても差が出るため、複数のクリニックで見積もりを取り、総額を比較検討することをお勧めします。カウンセリングでは麻酔費や術後検診費が含まれているかどうかも忘れずに確認してください。
クリニックによって対応が分かれます。手術費用にインプラント代を含めた「パッケージ料金」を設定しているクリニックもあれば、インプラント代を別途請求するクリニックもあります。
インプラント代は1組あたり10万〜30万円程度が相場ですので、別請求の場合はその分だけ総額が上がります。見積もりを受け取った際に、インプラント代が含まれているのかどうかを明確に確認しておくことが大切です。
多くのクリニックでは他院で豊胸手術を受けた方の修正術にも対応しています。ただし、前回の手術内容や使用されたインプラントの種類が分からない場合は、術前の検査が通常より増えることがあります。
他院修正の場合は技術料が加算されるクリニックもあり、費用が5万〜20万円ほど上乗せされるケースも見受けられます。カウンセリング時に、他院修正に伴う追加費用の有無と金額の目安を確認しておくと安心です。
再発した場合の費用負担は、クリニックの保証制度の内容によって大きく異なります。保証期間内であれば手術費用が無料または割引になるクリニックもありますが、保証の対象外であれば全額自己負担になるのが一般的です。
再発防止の観点からは、初回の修正術で被膜の全切除やポケット変更など再発率の低い術式を選択しておくことが経済的な負担軽減にもつながります。契約時に保証の適用条件を書面で確認しておくことを強くお勧めします。
多くの美容クリニックでは医療ローンやクレジットカードによる分割払いに対応しています。分割回数はクリニックや提携する信販会社によって異なりますが、3回から60回程度の分割が一般的でしょう。
分割払いを選択すると金利手数料が発生するため、総支払額は一括払いよりも高くなる点に注意してください。カウンセリング時に月々の支払い額や金利を試算してもらい、無理のない支払い計画を立てておくことが賢明です。
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ARIEL.BUST.CLINICでは日本形成外科学会専門医資格を有した医師が診療にあたっております。日本美容外科学会(JSAPS)正会員、ジュビダームビスタ認定医、VASER LIPO認定医、コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医資格、ICLS(Immediate Crdiac Life Support)を有し、各学会での発表も積極的に行っています。
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