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ヒアルロン酸豊胸の料金体系|費用はどのくらいかかるのか

ヒアルロン酸豊胸の料金体系|費用はどのくらいかかるのか

ヒアルロン酸豊胸を検討する際、多くの人が直面するのが料金の不透明さと費用の総額に対する不安です。

クリニックの公式サイトに記載されている「1ccあたりの値段」だけを見て安易に判断すると、実際の見積もり額との乖離に驚くケースが後を絶ちません。

ヒアルロン酸豊胸の費用は、注入する製剤の種類、希望するバストのサイズアップ量、そして施術に伴うオプション費用によって大きく変動します。

適正な価格で満足のいく結果を得るためには、表面的な安さではなく、費用の内訳や長期的な維持費までを含めた全体像を把握することが重要です。

この記事では、ヒアルロン酸豊胸にかかる費用の相場から、料金が変わる要因、賢いクリニックの選び方まで、納得して施術を受けるための情報を網羅的に解説します。

目次

この記事を書いた人

アリエルバストクリニック 院長 石塚 紀行

石塚 紀行
ARIEL .BUST.CLINIC 院長
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資格・所属

  • 日本形成外科学会専門医
  • コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医
  • VASER Lipo認定医
  • Juvederm Vista 認定医
  • 乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施医師
  • 日本形成外科学会所属
  • 日本美容外科学会(JSAPS)所属

【略歴】
ご自身の脂肪を活用した「自然な豊胸術」や、美しいボディラインを作る脂肪吸引を専門とする形成外科専門医。獨協医科大学医学部卒業後、獨協医科大学病院形成外科・美容外科入局。足利赤十字病院形成外科、獨協医科大学埼玉医療センター 形成外科学内助教、THE CLINIC大阪院・名古屋院の副院長を経て2024年、名古屋にARIEL .BUST.CLINICを開院。

ARIEL .BUST.CLINICは、ご自身の脂肪を活用した豊胸術(脂肪注入)を得意とする名古屋のクリニックです。それぞれの体型やご希望に応じた専門的なご提案をしており、脂肪採取(脂肪吸引)から繊細な注入、傷跡のケアに至るまで、形成外科専門医としての知識と技術を評価いただき、全国から患者様にお越しいただいています。

豊胸手術を含むボディメイクは、決して焦る必要のないものです。このサイトでは専門医の視点から、脂肪豊胸に関する正しい知識やメリット・デメリットを執筆しています。すぐに施術を決めることはせず、まずはじっくりと知識を深めた上で、ご自身が心から信頼できるクリニックへ相談されるようにしてください。

ヒアルロン酸豊胸の相場と目安となる注入量

ヒアルロン酸豊胸の費用総額は、希望するカップ数アップを実現するために必要な「注入量」と「製剤単価」の掛け算によって決まり、一般的には数十万円から百万円を超える範囲が相場となります。

1カップ程度のサイズアップを目指す場合、両胸で合計100ccから200cc程度の注入が必要となるケースが多く、これに施術料や麻酔代が加算された金額が最終的な支払い総額です。

1ccあたりの単価とトータル費用の関係

クリニックの広告やウェブサイトでよく目にする「1cc 〇〇円」という表記は、あくまでヒアルロン酸製剤そのものの最小単位の価格を示しています。

豊胸手術において1ccのみを注入することは稀であり、実際の施術ではデザインを整え、ボリュームを出すためにまとまった量を注入しなければなりません。

そのため、1ccの単価が安くても、技術料が高額であったり、最低注入量が決まっていたりする場合、トータルの費用は想定よりも高くなる傾向があります。

単価の安さだけに目を奪われず、実際に必要な量を注入した場合の総額で比較検討することが大切です。

希望サイズごとの注入量目安

バストの現在の形状や皮膚の伸び具合にもよりますが、ハーフカップから1カップ程度のサイズアップを望む場合、片胸あたり50ccから100cc、両胸で100ccから200ccの注入が一般的な目安となります。

以下に、希望する変化に応じた注入量と費用の概算をまとめましたので、予算計画の参考にしてください。

注入量と費用の概算目安

希望する変化必要な注入量(両胸)費用相場(目安)
デコルテのハリ・谷間形成60cc 〜 100cc20万円 〜 40万円
0.5 〜 1カップアップ100cc 〜 150cc30万円 〜 60万円
1.5 〜 2カップアップ200cc 〜 300cc50万円 〜 100万円以上

2カップ以上の大幅なサイズアップを目指す場合は、それ以上の量が必要となり、費用も比例して高額になります。

また、デコルテの削げを埋めるだけなのか、全体的にボリュームを出したいのかによっても必要な量は異なります。

自身の希望する仕上がりに応じて、適切な注入量を見積もることが、予算オーバーを防ぐための第一歩といえます。

地域やクリニックによる価格差の背景

ヒアルロン酸豊胸の費用は、クリニックが立地する地域やブランド力によっても変動します。

都心部や一等地にあるクリニックは家賃や人件費が高くなる傾向があり、その分が施術費用に反映されることがあります。

一方で、地方のクリニックや広告費を抑えているクリニックでは、比較的リーズナブルな価格設定になっている場合もあります。

ただし、価格差には医師の技術力や使用する製剤の品質、アフターケアの充実度も含まれていると考えられます。

安さだけで選ぶのではなく、価格に見合った価値が提供されているかを見極める視点が重要です。

製剤の種類と持続期間が料金に与える影響

使用するヒアルロン酸製剤の粒子サイズや架橋技術の違いは料金設定の大きな要素であり、高品質で持続性の高い製剤ほど価格は上がりますが、長期的なメンテナンスコストを抑える効果が期待できます。

原材料費の差は、仕上がりの感触や体内に吸収されるまでの期間に直結するため、予算だけでなく「どれくらいの期間維持したいか」という視点で製剤を選ぶ必要があります。

粒子の大きさと持続性の相関

豊胸に使用されるヒアルロン酸には、粒子の細かい柔らかいタイプと、粒子の大きい硬めのタイプが存在します。

粒子の細かい製剤は触り心地が柔らかく自然ですが、体内に吸収されるスピードが比較的速いため、持続期間は短くなります。

対して、粒子の大きい製剤は組織内での安定性が高く、長期間ボリュームを維持しやすいという特徴があります。

持続期間が長い製剤は開発コストや製造技術が高高度であるため、料金も高めに設定されています。以下のような特徴の違いを理解し、自身の優先順位に合わせて選択しましょう。

製剤タイプによる特徴の違い

  • 柔らかさを重視し、初期費用を抑えたい方向けのスタンダード製剤
  • 持続性と形成力のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れた中価格帯製剤
  • 長期持続と自然な感触を両立し、メンテナンス頻度を減らしたい方向けのプレミアム製剤

高機能ヒアルロン酸の特徴

近年では、従来のヒアルロン酸に加え、持続性を高めるための特殊な加工が施された高機能な製剤が登場しています。これらは体内の酵素による分解を受けにくく、注入直後の形状を長く保つことができます。

注入後の移動や変形が少ないといったメリットもあり、バストの形を美しく保つのに適しています。

初期費用は高くなりますが、再注入までの期間を延ばすことができるため、長い目で見れば経済的な負担を抑えられる可能性もあります。

クリニックによっては、複数の種類の製剤を用意しており、予算や希望に合わせて選択できるようになっています。

注入技術料が含まれるケースと別途請求のケース

クリニックによっては、ヒアルロン酸製剤の料金の中に、医師の技術料が含まれている場合と、別途「手技料」や「デザイン料」として請求される場合があります。

特に、経験豊富な医師を指名する場合や、特殊な注入法(例えば、乳腺下への注入など)を選択する際には、追加の費用が発生することがあります。

提示された見積もりが製剤だけの価格なのか、技術料込みの総額なのかを確認することは、トラブルを避けるために不可欠なプロセスです。

施術に伴うオプション費用と隠れたコスト

ヒアルロン酸豊胸の支払い総額には、製剤代金だけでなく、麻酔代、カニューレ代、処方薬代といったオプション費用が含まれるため、これらを事前に把握しておくことが予算計画において重要です。

これらの費用は「基本料金」として表示されていないことが多く、カウンセリング時の見積もりで初めて提示されることも少なくありません。以下に代表的なオプション費用の目安を示します。

主なオプション費用項目

項目内容費用目安
静脈麻酔点滴による麻酔で眠った状態で施術5万円 〜 10万円
笑気麻酔ガス吸引によるリラックス効果5,000円 〜 2万円
マイクロカニューレ内出血を抑える先端の丸い針5,000円 〜 1万円
術後薬セット痛み止め、抗生剤、止血剤など3,000円 〜 5,000円

痛みを抑える麻酔の種類と費用

豊胸施術は痛みを伴うため、適切な麻酔を使用します。局所麻酔のみで行うことは稀で、多くの場合はリラックスして施術を受けられる笑気麻酔や、眠っている間に終わる静脈麻酔を併用します。

笑気麻酔は比較的安価ですが、完全に意識がなくなるわけではありません。

一方、静脈麻酔は医師や麻酔科医の管理が必要となるため費用は高くなりますが、痛みや恐怖を感じることなく施術を終えることができます。

どの麻酔を選ぶかによって、数万円から十万円程度の差が生じることを理解しておく必要があります。

内出血を防ぐ特殊な針の料金

美しい仕上がりを実現し、ダウンタイムを短くするためには、注入に使用する針の選択も重要です。

先端が丸く、血管や神経を傷つけにくい「マイクロカニューレ(鈍針)」を使用する場合、別途費用がかかるクリニックが多数存在します。

通常の鋭針に比べて内出血や痛みのリスクを大幅に低減できるため、多くの医師が推奨していますが、オプション扱いとなっている場合は数千円から数万円の追加費用が発生します。

仕上がりの美しさと回復の早さを優先するか、コストを優先するかを検討するポイントの一つです。

アフターケアと保証制度の有無

施術後の検診や、万が一しこりができた場合の溶解注射、左右差の修正などが無料で行えるかどうかも、実質的な費用に関わってきます。

保証制度が充実しているクリニックでは、初期費用が多少高くても、トラブル時の追加出費を抑えることができます。

逆に、格安クリニックではアフターケアが有料であったり、保証が一切なかったりする場合もあります。

安心して施術を受けるためには、トラブル対応にかかる潜在的なコストも考慮に入れた上でクリニックを選ぶことが大切です。

格安広告の裏側と安すぎる料金のリスク

市場価格を大きく下回る「激安ヒアルロン酸豊胸」の広告には、集客を目的とした限定的な条件や、品質や安全性を犠牲にしたコストカットが隠されている可能性があるため注意が必要です。

適正価格を逸脱した料金設定には、製剤の質を落としたり、薄めて使用したり、経験の浅い医師が担当したりといった理由が存在することがあります。

安易に飛びつく前に、その価格で提供できる根拠を冷静に分析し、自身の体への安全性を第一に考える姿勢が求められます。

「初回限定価格」と「2回目以降」の差

多くのクリニックが導入している「初回限定価格」は、あくまでお試し価格であり、本格的な豊胸に必要な量を注入する場合の単価とは異なることが一般的です。

初回のみ極端に安い価格で設定し、2回目以降の注入や、まとまった量の注入には正規料金が適用されるケースがよく見られます。

数ccだけ安く注入してもバストアップ効果は実感しにくいため、最終的に満足するまで注入を続けると、総額は相場通り、あるいはそれ以上になることもあります。

継続的なメンテナンスまで含めたトータルコストで判断することが重要です。

生理食塩水などで薄めている可能性

極端に安いクリニックの中には、利益を確保するためにヒアルロン酸を生理食塩水や局所麻酔液で過度に希釈して(薄めて)使用している悪質なケースも噂されます。

薄められたヒアルロン酸は、注入直後はボリュームが出たように見えますが、水分が吸収されるとすぐにしぼんでしまい、持続期間が極端に短くなります。

結果として頻繁な再注入が必要となり、費用対効果が悪化するだけでなく、感染症のリスクやしこりの原因にもなり得ます。

製剤の開封を目の前で行ってくれるかなど、透明性の高いクリニックを選ぶことが大切です。

安すぎる料金に潜む懸念点

  • 持続期間が極めて短い低品質な製剤を使用している可能性
  • 麻酔代や針代などが高額なオプションとして設定されている場合
  • 経験の浅い研修医や新人医師による施術で人件費を抑えているケース

不自然な仕上がりと修正費用のリスク

費用の安さを優先して技術力の低い医師による施術を受けた場合、ヒアルロン酸が適切な層に注入されず、表面が凸凹になったり、しこりができたりするリスクが高まります。

位置がずれて不自然な形になることもあります。こうした失敗を修正するためには、一度ヒアルロン酸を溶解してから再度注入し直す必要があり、その費用は通常の施術以上にかかることが一般的です。

最初から技術力の確かな医師に適正価格で施術を依頼することが、結果として最も経済的で安全な選択となります。

支払い方法の選択肢と分割払いの活用

ヒアルロン酸豊胸は一括払いだけでなく、医療ローンやクレジットカードの分割払いを活用することで、月々の支払額を現実的な範囲に抑えながら施術を受けることが可能です。

多くのクリニックでは、患者の経済状況に合わせた柔軟な支払いプランを用意しています。

一括払いが難しい場合でも、無理のない返済計画を立てることで、希望の時期に施術を受けるチャンスが広がります。

医療ローンの仕組みと審査

美容医療専用の「医療ローン」は、クレジットカードの分割払いに比べて分割回数を多く設定できる場合が多く、月々の支払額を数千円から数万円程度に抑えることができます。

利用には審査が必要ですが、安定した収入があればアルバイトやパートの方でも利用できるケースがあります。

審査には身分証明書や銀行印などが必要となるため、カウンセリング時に確認しておくとスムーズです。

金利手数料が発生するため、総支払額は一括払いよりも高くなりますが、すぐに施術を受けたい方にとっては有効な手段です。

支払いシミュレーション例(総額50万円の場合)

支払い回数月々の支払額(目安)特徴
一括払い500,000円金利手数料なし・総額が最安
24回払い約23,000円月々の負担と手数料のバランスが良い
60回払い約10,000円月々の負担は軽いが手数料総額は増える

クレジットカードと現金の併用

クリニックによっては、現金とクレジットカードの併用払いや、複数のクレジットカードを組み合わせての支払いに対応しています。

「頭金として現金を支払い、残りをカードで分割にする」といった方法をとることで、ローンの審査を受けずに月々の負担を調整することも可能です。

クレジットカードのポイントが貯まるといったメリットもあります。自身の持っているカードの限度額や分割手数料を確認し、最も有利な支払い方法をシミュレーションすることが大切です。

モニター制度を利用した割引

費用を抑えるための有効な手段として「モニター制度」があります。

これは、施術部位の写真(症例写真)をクリニックのウェブサイトやSNSに掲載することを条件に、通常料金から割引を受けられるシステムです。

顔出しの有無や、露出する媒体の範囲によって割引率が異なることが多く、全顔出しであれば大幅な割引が適用されることもあります。

プライバシーの露出に抵抗がない場合は、高品質な施術をリーズナブルに受けられる賢い選択肢となります。

ランニングコストとシリコンバックとの比較

ヒアルロン酸豊胸は定期的なメンテナンスが必要なため、一度の手術で完了するシリコンバック豊胸と比較して、長期的な維持費(ランニングコスト)がかさむ可能性があることを理解しておく必要があります。

1回あたりの費用だけでなく、数年単位で見た場合のコストを考慮することが重要です。

それぞれの施術の特性と生涯コストを比較し、自身のライフスタイルや価値観に合った方法を選ぶことが大切です。

ヒアルロン酸の吸収と追加注入の頻度

注入されたヒアルロン酸は、個人差はありますが、1年から2年程度かけて徐々に体内に吸収されていきます。

完全に元に戻る前に少量の追加注入を行うことで、比較的安価にボリュームを維持することが可能です。しかし、常に理想の状態をキープしようとすれば、1〜2年ごとのメンテナンス費用が発生し続けます。

この累積コストを計算に入れると、長期的には他の豊胸術の方が安く済むケースもあるため、どの程度の期間、豊胸効果を維持したいかを明確にすることが大切です。

長期的なコストイメージの比較

比較項目ヒアルロン酸豊胸シリコンバック豊胸
初期費用中(30〜100万円)高(80〜150万円)
メンテナンス定期的(1〜2年毎)に必要基本不要(検診は推奨)
10年後の総額初期費用の2〜3倍になる可能性初期費用のみ

シリコンバック豊胸との費用対効果の比較

シリコンバック豊胸は、手術費用として80万円から100万円以上かかることが一般的で、ダウンタイムも長く、全身麻酔のリスクも伴います。

しかし、一度定着すればメンテナンスは基本的に不要で、サイズダウンの心配もありません。

ヒアルロン酸豊胸を10年間維持しようとして何度も注入を繰り返した場合、総額がシリコンバック豊胸の費用を上回ることも珍しくありません。

「手軽さ」と「一時的な変化」を求めるならヒアルロン酸、「永続性」と「大幅な変化」を求めるならシリコンバックというように、目的に応じて費用対効果を判断することが求められます。

脂肪注入豊胸とのコストの違い

自身の脂肪を吸引して胸に注入する脂肪注入豊胸は、脂肪吸引と豊胸を同時に行えるメリットがありますが、費用はシリコンバック同様に高額になる傾向があります。

定着した脂肪は半永久的に残りますが、定着率には個人差があり、複数回の手術が必要になることもあります。

ヒアルロン酸豊胸は、これらの中で最も「初期費用が安く」「ダウンタイムが短い」という利点があるため、結婚式やイベントに向けた一時的なバストアップや、お試しでサイズアップしてみたいというニーズに対して、最もコストパフォーマンスを発揮します。

納得できる料金で施術を受けるためのクリニック選び

料金に関するトラブルを回避し、適正な価格で満足度の高い施術を受けるためには、見積もりの透明性が高く、患者の利益を第一に考える信頼できるクリニックを選ぶことが不可欠です。

公式サイトの表記と実際の見積もりに大きな差がないか、不要なオプションを強引に勧めてこないかなど、カウンセリング時の対応で見極める必要があります。

信頼できるクリニックは、メリットだけでなくリスクや総額費用についても包み隠さず説明し、患者が納得して決断できるようサポートしてくれます。

見積もりの透明性と内訳の確認

カウンセリングを受ける際は、必ず詳細な見積書を書面で受け取り、費用の内訳を一つひとつ確認することが重要です。

「施術一式」といった大雑把な表記ではなく、製剤代、麻酔代、手技料、薬代などが明確に記載されているかをチェックします。

以下のようなチェックポイントを意識し、不明な点があれば遠慮なく質問しましょう。明確な回答が得られない場合は契約を見送る勇気も必要です。

クリニック選びのチェックリスト

チェック項目確認すべきポイント
料金表示HP価格と実際の見積もりに乖離がないか
カウンセリング医師が直接診察し、リスクも説明するか
勧誘姿勢高額なローンや当日施術を強要しないか

また、今日契約すれば安くなるというような「当日契約」を強く迫るクリニックには注意が必要です。ご自身のペースで判断できる環境を提供してくれるクリニックを選びましょう。

複数のクリニックでの相見積もり

一つのクリニックだけで即決せず、複数のクリニックでカウンセリングを受けて見積もりを比較する「相見積もり」を行うことが推奨されます。

同じ希望条件でも、クリニックによって提案される注入量や製剤、費用が異なることがあります。

複数の専門家の意見を聞くことで、適正価格の感覚が養われ、自分にとって最適なプランを見極める目が養われます。

手間はかかりますが、高額な施術を成功させるためには惜しむべきではないプロセスです。

口コミや評判の参考と見極め方

実際に施術を受けた人の口コミや体験談は貴重な情報源ですが、ネット上の情報には広告目的の書き込みが含まれている可能性もあります。

料金に関する口コミを見る際は、「当初の予算と実際の請求額の差」や「勧誘の強さ」といった具体的なエピソードに注目すると良いでしょう。

SNSなどで実際の症例写真とともに投稿されている感想は、比較的信頼性が高い傾向にあります。

情報を鵜呑みにせず、あくまで参考の一つとして捉え、最終的には自身の目と耳で確かめることが大切です。

Q&A

ヒアルロン酸豊胸の費用や料金体系に関して、患者様からカウンセリング時によく寄せられる疑問にお答えします。

料金に関する不安を解消し、安心して施術に臨むための参考にしてください。

片胸だけ少し大きくして左右差を整えることはできますか?

はい、可能です。ヒアルロン酸豊胸は注入量を細かく調整できるため、左右のバストサイズの差を埋めるための施術に適しています。

この場合、必要な注入量が通常の豊胸よりも少なくなることが多いため、費用も抑えられる傾向にあります。

左右差の程度によって必要なcc数が異なりますので、医師による診察で見積もりを出してもらうことをお勧めします。

硬いヒアルロン酸と柔らかいヒアルロン酸で料金は違いますか?

一般的に、硬さがあり持続期間が長い高機能なヒアルロン酸の方が、柔らかく吸収されやすいタイプよりも料金が高く設定されています。

硬いヒアルロン酸は形成力が高く、バストの土台作りやリフトアップ効果を出しやすいため、デザインや持続性を重視する場合に選ばれます。

ご予算と希望する触り心地、維持したい期間のバランスを考慮して製剤を選ぶことが大切です。

カウンセリング後に予約をキャンセルした場合、キャンセル料はかかりますか?

キャンセル料の規定はクリニックによって異なります。

カウンセリングのみであれば無料のクリニックが多いですが、施術予約をキャンセルする場合は、数日前からキャンセル料が発生する規定を設けているところがあります。

特に、当日のキャンセルは施術代金の数パーセントから全額を請求されるケースもあるため、予約時にキャンセルポリシーをしっかりと確認しておくことが重要です。

見積もりの相談をするだけでも料金はかかりますか?

多くの美容クリニックでは、初回のカウンセリングや見積もりの作成を無料で行っています。

まずは医師やカウンセラーと話し、自分の希望を実現するためにどのくらいの費用がかかるのかを確認するだけでも問題ありません。

無理に契約を迫られることは本来あってはならないことですので、いくつかのクリニックを回って比較検討することをお勧めします。

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