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監修者 石塚 紀行
4/16-18に開催された形成外科学会総会に参加&発表してきました。
目次
スキンタイトとはSciton社のBBL Heroという機種に搭載されている光治療であるBBL(ブロードバンドライト)を使用した皮膚の引き締め治療のことです。
BBLとはBroad Band Lightの略であり、非干渉性の広域可視光パルスを皮膚に照射することで作用する光治療の一種です。IPL(インテンシブパルスライト)、フォトフェイシャルというと馴染みがあるかと思います。
BBL HEROは次世代BBLデバイスで最新機種に当たります。HEROとはHight Enargy Rapid Outputの略であり、その名の通り従来の他のIPLと比較して冷却機能が強化されただけではなく、4倍もの速度で短いパルスを発生させることができます。そのため、より安全かつ効果的に治療を行うことができるようになりました。
照射スペクトルは420-1400nmであり、選択するフィルターによってメラニンおよびヘモグロビンが光を吸収して表皮内のメラニン含有細胞や真皮の血管に作用して治療効果を発揮します。周囲の細胞や組織への損傷はありません。
下図のように、通常は照射ピークがありその後に減衰して安定した照射ができていません。スキンタイトでは細かいサブパルスを並べることにより1回の照射ピークを安定させることでより安定した効果が期待できます。
治療部位の皮膚を冷却保護しながら皮膚の深部層を加熱することで、ヒートショックプロテインの生成を促して皮膚の弾力性を維持するのに必要なコラーゲンやエラスチンの造成を図る治療です。
MOXIとは非蒸散型1927nmのフラクショナルレーザーです。BBLにMOXIを併用することで皮膚表面へのダメージを最小限にしつつ真皮乳頭層へと作用させることが可能になります。このレーザーは色素沈着を起こしにくくアジア人の肌でも使用しやすいという特徴があります。
BBL,MOXIのスタックス治療に関しての論文はこちら↓気になる方はぜひ原文をご一読ください。
①二の腕の吸引を行なってタイトニングを併用しました。30代になります。
術前の状態でしっかり脂肪がついているのがお分かりいただけるかと思います。写真では伝わらなくて申し訳ないのですが、皮膚質は柔らかく術後たるみが懸念されました。そこで、脂肪吸引とタイトニングを併用して行うこととしました。
左が術後1ヶ月との比較です。右が術後3ヶ月との比較です。
1ヶ月と3ヶ月で変化が少ないですね。つまり、1ヶ月にしてほぼ完成近くまで引き締まっているということです。
②次は頬顎下の吸引とスキンタイトニングを行った症例です。30代です。
全体的にシュッとスッキリさせたい、顎下のたるみも改善したいとのことでした。吸引とタイトニングの併用を行いました。
術前と術後3ヶ月です。全体的にかなり良くなってますね。吸引した頬と顎下だけではなくそれ以外にも注目です。わかりますか?
まず、頬全体の赤みや色調が改善しています。これはBBLがIPLであり690nmのフィルターを使っていることによる作用です。ピークより劣るとはいえ吸収曲線を見るとヘモグロビンや水分がのところが690nm以降でも少し上がっています。
スキンタイトニングでは細かいサブパルスをかなり照射するのでこれによって赤みに反応して効果が出ているものと考えられます。
次に頬や顎下だけではない中顔面のリフトアップ効果です。吸引部分だけではなく繋がりのある中顔面まで当てることで頬全体を引き締めて引き上げています。
これはただの吸引では起きない変化で、糸リフトで一時的に上げても皮膚表面は追いついてきませんし肌の色調は良くなりません。脂肪吸引とスキンタイト併用だからなせる効果です。
Instagramの方で動画で紹介していますが、拘縮はすでに改善しており柔らかい皮膚に戻っています。よくある吸引してペラペラにしてしまって首が突っ張って上を向けないなどということもありません。
また、内出血も早期に改善するためダウンタイムを早期に回復させて一気に完成に向かうことができます。
Instagramのリンクはこちら→https://www.instagram.com/p/DJbrBMmzqCa/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
なんと、BBL HEROにはさらに他のIPLとは違い遺伝子レベルで若返るということが論文化されている唯一の機械でもあります。スタンフォード大学から出ている論文によると、老化の遺伝子は3530個特定できた、そのうち1293個の遺伝子がBBL治療後に若返り(若い皮膚に近い発現パターンを示した)を認めたと報告されています。今回のケースでは1ヶ月間隔で3回治療を受けた方と記載があるので、3回でもかなり若返っているということになりますね。
吸引して終わりではなく、同時にダウンタイムを軽減し回復させつつ肌も弛みも治療していく一石二鳥どころか三鳥と狙うような治療法になっています。現在依頼された論文執筆中ですので考案した術式が正式に認めていただけるようになり嬉しいです。
気になる方は下記のリンクからBBL HEROについての原文が読めますので良かったら読んでみてください。
医療は他の職業とは違い、売れればいいとか有名になれればいいとかそういった次元ではいけないと思います。
ビジネス的には売れて利益が出ることや有名になり集客につながることが重要なのはわかっています。ただ、医療においてはそれが先行してしまってはいけないと思っています。
真面目に日々診療と自己研鑽をして学会や勉強会での発表、論文投稿など行なって入ればそのうち名声などはついてくるものだと思います。
どの職業でも同じですが、1年や2年で極めるとか達人になれるわけがありません。
SNSでバズったり、フォロワーが増え有名になると近道なような気がしますがそれは将来的に見て一時的なものだと思いますし、本当の実力は定かではなく、肝心のゲストのことはどこにいってしまったのか?と感じます。
昨今の美容医療業界はとにかく目立つ、売れたいが先行しすぎていると思います。大手が売上のためにそのように育てているので仕方がないですがこのままだと日本の美容医療の未来は暗いなと思います。
医療は美容に限らず、患者やゲストがあって成り立ちます。自分が有名になるために存在しているわけではありません。
本来は、より綺麗になりたい、理想に近づきたい、コンプレックスを解消したいという悩みや望みを叶えるためにあるはずです。
美容は年収も高いし簡単に稼げそうだしすぐ手術できて楽しそうなどという思いでやるものではないです。
人生の質、QOLを上げるための医療であり、ゲストファーストであるべきなのです。
当院は加工や詐欺写真を使わないので一切映えませんし、炎上やバズを狙ったりして注目を集めようとは思っていません。
真面目に日々精進してそれを世界に向けて発信する、そこで見て知ってきていただいた方一人一人を大切に丁寧に診察と施術を提供するというあたり前のことをするだけです。
豊胸・脂肪吸引だけではなくトータルで綺麗な顔、身体になりたい理想を叶えるべく私たちは常に知識と技術をアップデートし続けています。お悩みの方はぜひ当院へお気軽にお越しください。
ではまた。
監修医情報
石塚 紀行
ARIEL.BUST.CLINIC 院長
経歴
2013年 獨協医科大学医学部医学科 卒業
2013年 獨協医科大学病院 臨床研修センター
2015年 獨協医科大学病院 形成外科・美容外科入局
2017年 足利赤十字病院 形成外科 入職
2018年 獨協医科大学埼玉医療センター 形成外科学内助教
2020年 さいたま赤十字病院 形成外科 入職
2021年 THE CLINIC 入職
2023年 THE CLINIC 大阪院・名古屋院 副院長就任
2024年 ARIEL .BUST.CLINIC 開院、当院院長就任
所属学会
医師コメント
ARIEL.BUST.CLINICというクリニック名には、バストのあらゆる悩みを解決したい、自信を持って人生を楽しく過ごしていただきたい、という思いが込められています。形成外科専門医としての知識と技術をもって一人ひとりととことん向き合いますので、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。お待ちしております。
住所 | 〒 450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅 4丁目27-6 μX MEIEKI 4F |
経路 | 名古屋駅よりミヤコ地下街2番出口から出てすぐ。モード学園スパイラルタワーズを目印にカラオケJOYJOYの隣のビルです。 |
診療時間 | 10:00~19:00 |
休診日 | 不定休 |
電話番号 | 052-551-8887 |
ARIEL.BUST.CLINICでは日本形成外科学会専門医資格を有した医師が診療にあたっております。日本美容外科学会(JSAPS)正会員、ジュビダームビスタ認定医、VASER LIPO認定医、コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医資格、ICLS(Immediate Crdiac Life Support)を有し、各学会での発表も積極的に行っています。
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