こめかみがくぼむと、頬骨や額の骨の縁に影が落ち、輪郭がゴツゴツして見えたり、疲れた印象や実際の年齢より上の印象を与えたりします。
こめかみの脂肪注入は、自分の体から採った脂肪でこのくぼみを補い、額から頬へ続く線をなだらかに整える施術です。入れた脂肪は一部が体に吸収されるため、残り方には幅があります。
このページでは、期待できる変化と向き不向き、施術の流れと定着、ヒアルロン酸との違い、術後の経過とリスク、費用の確かめ方までを順にまとめました。
ゴツゴツ感につながるこめかみのくぼみの原因

こめかみは眉尻の外側から生え際にかけての部位で、脂肪や筋肉の量が減るとくぼみやすくなります。影が深まり、頬骨や額の骨の縁が目立つことで、ゴツゴツした輪郭や老けて見える印象につながります。
くぼみの原因には、加齢のほか、もともとの骨格や体重の減少も関係しており、脂肪注入は主にボリュームの不足を補う施術です。
こめかみ脂肪注入で期待できる輪郭と目元の変化
くぼみを補うと、周囲の出っ張りとの段差がなだらかになることが期待されます。変化の出方は、頬骨の形や皮膚の厚み、たるみの程度によって異なります。
頬骨との段差と面長の印象
脂肪注入でこめかみの幅を補うと、頬骨の張りとその上のくびれが目立つ「ひょうたん型」や面長の輪郭が、卵型に近づいて見えることがあります。医師が顔の縦の長さとこめかみ・頬骨の幅を見比べ、補う範囲を判断します。
目元と浮き出た血管の見え方
脂肪注入による厚みの変化は、目元や眉の外側の印象にも関わります。皮膚の下に厚みを補って血管が目立ちにくくなる場合もありますが、たるみを引き上げるリフトアップと同じ変化を約束するものではありません。
こめかみ脂肪注入が向いている人は?
医師はくぼみの深さと頬骨の張りを見比べ、必要な量の脂肪を採れるかも診て適応を判断します。
| 見る点 | 向いている場合 | 慎重に考える場合 |
|---|---|---|
| くぼみ | ボリューム不足が中心 | たるみの改善が主な希望 |
| 採取する脂肪 | 必要量を採れる | 採取できる量が少ない |
| 周囲とのつながり | 補う範囲が明確 | 補うと横幅が増して顔が大きく見えやすい輪郭 |
額、つまりおでことの境目も平らなら、こめかみだけを補って段差が生じないよう、額への脂肪注入も同時に検討します。額から眉の外側、こめかみまでの丸みを医師と確認し、希望する輪郭と現在くぼんでいる範囲を見比べます。
こめかみ脂肪注入の方法と定着まで

施術は脂肪の採取、加工、注入の順に進み、脂肪の定着までの経過を術後の診察で確かめる流れです。
採取した脂肪を少量ずつ注入
太ももやお腹などから採った脂肪の不純物を除き、カニューレと呼ぶ細い管で層を分けながら少量ずつ注入します。麻酔は採取と注入の範囲、体の状態に応じて選ぶため、痛みへの対応も事前の説明で確かめる項目です。
注入の入口には、生え際など目立ちにくい位置を選びます。脂肪注入の効果をどう見込むか、どの層へどれだけ注入する計画かを確かめましょう。
残る量には個人差がある
注入した脂肪の一部は吸収され、血流を得て生き残った脂肪が定着します。直後のふくらみには腫れも含まれるため、その時点で残る量は判断できません。
脂肪注入の定着率は一定ではなく、注入の仕方や喫煙、術後の過ごし方などが関わります。強い圧迫や自己判断のマッサージを避けるほか、禁煙や運動の再開時期は施術を受ける施設の指示に従う必要があります。
こめかみの脂肪注入とヒアルロン酸の違い
材料や持続、調整のしやすさに違いがあります。ヒアルロン酸にも血管に関わるリスクがあり、手軽さだけでは選べません。
| 比べる点 | 脂肪注入 | ヒアルロン酸 |
|---|---|---|
| 持続 | 定着した脂肪は長期に残りうる | 徐々に吸収される |
| 体への負担 | 脂肪の採取が必要 | 脂肪の採取は不要 |
| 調整や修正 | 定着後に減らすのは難しい | 溶解剤を検討できる場合がある |
修正も含めた比較
持続を重視する人は脂肪注入、変化を見ながら量を調整したい人はヒアルロン酸を検討しやすくなります。くぼみの改善に何を求めるかを医師に伝え、比較します。
こめかみ脂肪注入のダウンタイム

腫れや内出血、むくみは通常、時間とともに落ち着きます。脂肪を採った部位にも傷ができ、痛みや内出血が出るため、回復期間を見込んで予定を組みます。
- 当日〜3日 … 腫れや痛みが出やすく、予定に余裕を持つ時期
- 1週間前後 … 腫れが引き始めても、むくみや内出血が残る場合がある時期
- 1〜3か月 … 残るむくみや輪郭の変化を診察で確かめる時期
回復中の症状
こめかみは噛むときに働く側頭筋に近く、術後に頭痛や口が開けにくい症状を感じる場合があります。痛みが強まる、赤みが広がるなど、日ごとに悪化する症状は通常の経過と決めつけず、施術施設への連絡が必要です。
こめかみ脂肪注入の入れすぎと合併症

脂肪を多く入れるほど、希望する輪郭に近づくわけではありません。見た目の変化と、注入そのものに伴う合併症を分けて確かめます。
横幅を広げすぎないデザイン
入れすぎると横幅が広がり、顔が大きく見える場合があります。適量はくぼみの深さだけでは決まらないため、正面と斜めからの見え方を踏まえ、どこまで埋めるかをデザインの段階ですり合わせる必要があります。
しこりや血管に関わるリスク
しこりや凹凸、左右差のほか、感染や、まれに血管が詰まる重い合併症も起こりえます。目に血液を送る血管が詰まると失明のおそれがあるため、視力の異常が突然出たときは直ちに救急受診してください。
自分の脂肪でもリスクはなくなりません。施術前に、しこりなどのデメリットに加え、血管の走る位置をどう把握し、どの深さへ注入する計画かを医師に確かめます。
こめかみ脂肪注入の費用と相談前の確認点
費用は注入範囲や脂肪の採取と加工の方法、麻酔によって変わります。相談では、金額に加えて術後の見通しも確かめます。
- 施術範囲 … 採取する部位と注入する範囲
- 追加費用 … 麻酔や薬、術後診察の扱い
- 再注入や修正 … 判断する時期と費用の条件
- 術後の見通し … 定着についての説明と異常時の連絡先
料金相場は目安にとどめ、費用内訳を確認して総額で比べます。モニター制度では写真の公開範囲や通院条件も確認します。
よくある質問
- こめかみ脂肪注入はやせ型でも受けられますか?
-
やせ型でも必要な脂肪を採れる場合は検討できますが、体重や見た目だけでは判断できません。太ももやお腹などの脂肪の厚みと、こめかみに必要な量を診察で確かめます。無理に採取して体の別の部位に凹みを作らない配慮も必要です。
- こめかみ脂肪注入は1回で終わりますか?
-
追加の要否は、術後数か月の経過を診たうえで検討します。診察で輪郭の変化が落ち着いたかを確かめ、残るくぼみと希望との差を医師と相談して決めます。
- こめかみ脂肪注入の後はいつ仕事に戻れますか?
-
仕事の内容と腫れや痛みの程度によって、復帰時期は異なります。座って行う仕事でも、人と会う予定では内出血が気になる場合があります。体を動かす仕事では採取部位の負担もあるため、仕事内容を伝えて休みの取り方を決めましょう。
- こめかみ脂肪注入で左右差もそろいますか?
-
くぼみの差に応じて注入量を調整しますが、完全な対称を約束する施術ではありません。施術前からある左右差と、脂肪で補える範囲を診察で確かめます。
- こめかみ脂肪注入で入れた脂肪は取り除けますか?
-
定着した脂肪を希望する量だけ減らすのは難しく、修正によって凹凸が残るおそれもあります。ヒアルロン酸のように溶解剤で減らす方法はありません。
こめかみ脂肪注入を検討中の方へ
名古屋のARIEL.BUST.CLINICでは、顔への脂肪注入の相談を受け付けています。脂肪の採取から注入、傷のケアや術後の経過までを診療で扱います。
こめかみ脂肪注入についてご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
院長紹介
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